抵当権抹消は司法書士に依頼するか自分でやるかどっち?やってみたら簡単だった

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住宅ローンを完済すると、抵当権抹消と言う手続きをしなければいけません。

金融機関から送付されてきた書類には、司法書士に依頼する事をおすすめと書いてあるけど…

依頼するとお金がかかるし…自分で出来ないの?

マヨ
マヨ

出来ます。簡単です。
複雑な条件や事情が無い場合は、自分でやる事をおすすめします。

このブログでは、ド素人の私が、住宅ローン完済(もちろん初めて)後に、抵当権抹消の手続きを行った際の流れとやってみて感じた気を付けるべきポイントを書いています。

マヨ
マヨ

不動産の知識が全く無くても、誰でも簡単にできますよ!

ぜひ参考にやってみてくださいね。

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抵当権って何?抵当権抹消手続きって何?

まず、住宅ローンを完済するという出来事はほとんどの人は一生に一度ですね。

私は住宅ローン完済後に、こんな手続きがあるとは知りませんでしたし、ローンを組んだ時も、言われるがままにサインをしてしまっていた為、この言葉さえ覚えていませんでした💦

抵当権とは

まぁ正直、そこまで深く知る必要はあまり無いのですが。

金融機関が土地と建物を担保にすることができる権利

住宅ローンなどを借りるときに、購入する住宅の土地と建物に金融機関が設定する権利を抵当権と言います。
抵当権者である金融機関が、住宅ローンの返済ができなくなった際にその不動産を差し押さえるためです。
引用:不動産売却ガイド

との説明もよく分かりません。

が要するに、もし住宅ローンの返済が滞った時に、金融機関側が、その建物や土地を差し押さえる(競売にかける)事ができるようにするために設定する権利です。

この抵当権の設定登記は、原則ローンの融資実行と同日に法務局を通じて行われます。

が、全て住宅メーカーや金融機関が手続きを行ってくれ、こちらは介入していない為、そんなことも知りません💦

抵当権抹消手続きとは?

抵当権抹消手続き?何それ?でした。

抵当権の設定と同じくらい不動産取引で欠かせないのが「抵当権の抹消手続き」です。

抵当権はローンの完済とともに効力を失いますが、完済したからといって自然と抵当権が消えるわけではありません。
抵当権の設定と同じように、「抵当権の抹消」という登記手続きをしなければ消すことができないのです。

住宅ローンの完済時、または売却時には、抵当権の抹消手続きが必要なことも覚えておきましょう。

引用:不動産売却ガイド

とりあえず設定してある物を取消しないといけないという事ですね。

もし忘れるとどうなるの?

もし、この手続きをしなかったらどうなるのでしょうか

もししないと、住宅ローンが完済していない状態になってしまいます。

  • 不動産の登記簿でローン未完済の扱いを受ける
  • 不動産の売却ができなくなる
  • 新規融資の審査が通りづらくなる

 

マヨ
マヨ

せっかく完済したのに後々トラブルになりますね。必ず早くやっちゃいましょう!!

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抵当権抹消手続きは自分でやるべき?司法書士に依頼するべき?

住宅ローンを完済すると、ローンを組んでいた銀行から、抵当権抹消手続きに関する、お知らせが届きました。

「司法書士に依頼する事をおすすめします。」とあります。

この文書を読むと、自分でやるのは大変だから司法書士に依頼するべき?とほとんどの人は感じると思います。

司法書士に依頼するといくらかかる?

私もそうで、早速、司法書士に依頼するといくらかかるのか調べました。

依頼する司法書士にもよりますが、平均の相場は15,000円~20,000円程度でした。

探す、依頼する手間、資料を渡す送料や交通費などもかかりますよね。

結構自分でやった人も多いようなので私もやってみました。

自分でやった場合はいくらかかる?

自分でやった場合の手続き費用は、登録免許税として、土地・建物それぞれ1件・1筆ごとに1,000円です。

我が家の場合は土地と建物で2,000円。

収入印紙で支払います。

他には、法務局に行く交通費や、郵送の場合は発送料くらいです。

司法書士に依頼するべきケース

特に複雑な事情無く、住宅ローンを完済した場合は自分でやっても問題ないです。

ただ、次の場合は、司法書士に依頼しましょう。

抵当権の設定された不動産を売却し、その代金で残債を一括返済するなどの場合は自分では抹消手続きを進めることができません

当該不動産の抵当権抹消は取引を確実に成立させるために司法書士に抵当権の抹消を依頼する必要があるからです。
引用:不動産売却ガイド

住宅ローン完済の前に、売却する等の場合は、司法書士さんに依頼しましょう。

とにかく、自分で行うのは、普通に住宅ローンを完済した場合のみにしましょう。

抵当権抹消手続きはオンライン申請でも出来るの?

結論、できます。

ただし正直メリットがほぼ無いのでおすすめしません。

その理由は以下です。

金融機関等によっては、登記原因証明情報や委任状を(押印のある)書面で作成している場合もあり、また、登記済証は書面であり、このような場合、抵当権抹消の登記をオンラインで完結することはできません。
そこで、このような場合にオンラインで申請するときは、書面で作成された添付情報を後日、法務局(登記所)に郵送又は持参することで、手続を進めることが可能となっています。

引用:法務局ホームページ

オンライン申請は、アプリやソフトウェアのダウンロード、読込等、マニュアルを読むだけでぞっとする手間があります。

それなのに、申請をした後に、結局原本を持参するか郵送するかしないといけません。(受け取りに行く必要は無し)

それに比べ、紙での提出は本当に簡単なので、オンライン申請はおすすめできません。

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抵当権抹消の手続き方法、手順と流れ

ここからは私が実際にやった手順を書きます。

素人がどのような点に注意したらいいのかのポイントを主に書いています。

抵当権抹消手続きの流れ

  1. 法務局のホームページに目を通す
  2. 金融機関から送付された書類を確認する
  3. 書類を作成する
  4. 法務局の相談予約を取る(提出に行く場合)
  5. 法務局に提出しに行く
  6. 登記完了証を取りに行く

法務局のホームページを見ておく

まず、抵当権抹消手続きとは何か、手続きの流れ、書類の作成方法などを、簡単に知っておく必要がありますので、法務局のホームページで一とおり目を通しておきましょう。

法務局ホームページ

見るべきところはここ→不動産登記申請手続き>住宅ローン等を完済した

戸建てか、マンションを選択👇

マヨ
マヨ

 この中に本当に丁寧な手続きマニュアルのPDFがありますよ!

金融機関から送付された書類を確認する

住宅ローンを完済すると、ローンを組んでいた金融機関から書類一式が送られてきます。

  1. 弁済証書
    借入金が完済されたことを証明する書類
  2. 登記済証または登記識別情報
    抵当権を設定した時、抵当権者に交付される書類
  3. 登記事項証明書
    借入先の金融機関の登記事項証明
  4. 委任状
    債権者である金融機関が、抵当権抹消に関する手続きを委任するもの。

法務局のホームページを見て、必要なものが揃っているか確認しましょう。

内容を見ても複雑で何だか分かりませんが、じっくり見なくても大丈夫です。

とにかく送られてきたものはカバーレターも封筒も含めて、最後まで全て捨てないで保管しておくことが重要です。

後々必要になる事があるかもしれないので。

書類を作成する

いよいよ書類を作成します。

といっても本当に簡単、これ👇A4用紙1枚を記入するだけ!

記入は、印刷してから手書きでも、入力してから印刷してもかまいません。

ですがこの書面がどこにあるのか分かりにくかったので、リンク貼っておきます。

申請書様式


私は入力してから印刷したかったため、Wordの書式を使いましたがどれでもOKです。
記載例もあります。

この時、分からない箇所、迷う箇所は空欄にしておきましょう。

迷う場合は書かなくていいです。その理由も後で説明します。

法務局の相談予約を取る(提出に行く場合のみ)

地域の管轄の法務局を調べましょう。

書類の提出方法は、直接提出しに行く他に、書留での郵送も可能です。

ただ、提出時に不備がないか確認もしてもらえるため、出来るだけ直接提出しに行くのがおすすめです。

法務局に提出に行く場合は、ただ提出だけですが、確認してもらったり、不明点を聞いたりする、待ち時間を減らせるメリットがある為、予約をしておきましょう。

予約は無料ですし、時間も融通が利きます。

私の管轄の法務局では相談時間は一人20分までとされていました。

がしかし実際は、5分で終わりました。


この予約を取る時に、不明点をついでに聞いても短い時間であれば回答してくれます。

法務局に提出しに行く

書類を揃えて忘れ物が無いか確認して、出しに行きます。

この時、必ず、権利者(ローンを組んだ人)と申請者(提出に行く人)の印鑑も持参してください。

間違いがあった場合修正に必要だからです。

代理で提出に行く場合、委任状は必要か

これは私が迷ったケース、権利者/債務者(ローンを組んだ人)と違う人が提出に行く場合、委任状は必要かという事です。

わが家の場合は夫の名前でローンを組んでいますが、提出に行くのは妻の私です。

法務局に聞いたところ、この場合、委任状は不要です。

本人確認も求められませんでした。

ただ、提出書類にある、銀行から送られてきた委任状の方は忘れずに持って行ったくださいね!

相談窓口で確認してもらう

予約時間に行き、相談窓口に提出します。

そのまま一式渡すと、ちゃっちゃっと確認、不足部分等を指摘してくれ、指示通り修正や追記をするだけです。

ですので、不明部分は空欄で持って行った方が良いのです。

なお、ワープロ入力と、手書きが混ざっても全く問題ないそうです。

銀行から送付された書類は不要な場合、窓口の人が引き取って処理してくださいます。

その後、指示通り、収入印紙を購入し渡すと、窓口の人が貼り付けなども全てしてくれます。

たった5分で終わりました。

すると、下記の様な受け取りの際に必要な、「登記完了予定表」という用紙を渡されます。

受取に行く

手続きの完了は15日前後の様です。

完了のお知らせ等はありませんので、予定日を過ぎたら3か月以内に取りに行きます。

受取に必要なのは、①登記申請書に押印した印鑑と⓶本人確認書類、③登記完了予定表(上の用紙)です。

誰の印鑑か分からなければ、窓口で聞いてください。

なお、受取の場合でも、権利者と異なる人が行っても委任状は必要ありません。

登録完了証は同じもの2枚受取ります。

このうち1枚は自分の控え、もう1枚は金融機関に送付が必要な場合の為の予備です。

なお、わが家の契約した銀行では、案内状に、送付の必要無しと記載がありました。

確認し、返送が必要な場合は忘れずに行いましょう。

【まとめ】抵当権抹消手続きは自分で簡単にできる

正直、簡単でした。
確定申告の書類に比べたら数倍簡単です。

自分でやればたったの2,000円で済みましたので、司法書士さんに依頼しなくてよかったです。

  • 抵当権抹消手続きは、普通に住宅ローンを完済した場合は自分でするのがおすすめ
  • 不明点は、法務局に問い合わせれば丁寧に教えてくれる
  • 書類の記入で迷う箇所は空欄にしておき、提出時に聞いて記入する
  • オンライン申請はほぼメリット無し

ぜひ自分でやりましょう!