手作りパンは無添加だから子供に食べさせたいけど、作る時間が無い!
このブログでは、手作りでパンを作り続けている私が、ホームベーカリーと冷蔵庫での低温発酵(オーバーナイト法)を組み合わせて、効率的にパン作りする方法を画像付きで詳しく説明しています。
ホームベーカリー、手ごね、両方の手順を説明していますのでホームベーカリーを持っていなくても大丈夫。
私が何度も試作し、最終的に定着した、この方法が一番効率的!続けられる!やり方です。
これならまとまった時間が取れなくても、ズボラでも大丈夫です。
このブログはこんな方におすすめです。
✅パン作りをするまとまった時間が取れない
✅低温発酵とかオーバーナイト法ってよく聞くけどその方法やメリットが知りたい
✅パン作りが続かない
✅ホームベーカリーを買うか迷っている
✅パン作りにおすすめのコスパのよい用品が知りたい
この記事は読んでくださる方が多いのでやはり気になる人が多いんだなぁと感じます。
最近、小麦粉やバターなどのパンの材料も高騰していますしね。
でもアレンジパンに限ってはやはり手作りの方が安いケースが多いですので、ぜひ作ってください!パン作りは楽しいですよ!!
低温発酵、オーバーナイト法って何?ストレート法との違い
- オーバーナイト法…一晩低温(冷蔵庫など)で時間をかけて発酵させ、翌日以降に成形から焼き上げを行う製法。
- ストレート法…生地作りから焼成までを3~4時間ほどで行う最も基本的な製法。
オーバーナイト法は、2日(2回)に分けて作業、ストレート法は、一回で作業するってことね
低温発酵、オーバーナイト法、冷蔵庫発酵など、いくつかの呼び方があり、正式にはその定義が少し異なるようですが、今回は、一晩置く作り方なので、オーバーナイト法として説明していきます。
オーバーナイト法のメリット
では、2日かけて作るパンの良い点です。
まとまった時間が取れなくても作れる
工程を2回に分けるため、忙しい人でも無理に時間を空ける必要なく、手が空い時に、30分、1時間半の作業でできるんです!
これが最大のメリットです。
【ストレート法】3、4時間の間、一気に工程を進めなければならないので、まとまった時間が必要
【オーバーナイト法】生地作りに30分位、冷蔵庫で寝かせて、翌日の手が空いた時に成形から焼きまで、1時間半~2時間程で焼き上がり。
パンが老化しにくく旨味も増す
時間をかけて発酵することで、粉が充分に水和し焼成後水分が蒸発しにくくなり、しっとり感が持続します。
また、低温で長時間寝かせることにより、小麦の旨味が熟成されて味わい深い生地になります。
イーストの量を減らすことができる
長時間発酵させるため、イーストがストレート法の2分の1から3分の1で済み、イースト臭の少ないパンになり、更に節約にもなります。
こねの時間を短縮することができる
ストレート法よりこねる時間が短くても、低温発酵中にしっかりグルテンが形成されます。
こねはホームベーカリーで行う時は、20分位でいいと思います。
手ごねの場合もストレート法より少し短いこね時間でも大丈夫です。
オーバーナイト法についてもっと詳しく知りたい方はこちらサイトがおすすめ。
ホームベーカリーとオーバーナイト法で作る手順(前日)
前日の作業は生地のコネのみです。
作業時間は30分程度ですので、寝る前に行うのが時間管理がしやすくおすすめです。
ホームベーカリーで作る場合
2斤まで対応のホームベーカリーは最大500gまでの粉が入れられますので、どうせなら500gこねてしまいましょう。
低温発酵の場合、イーストの量はストレート法のレシピの2分の1~3分の1に減らしてください。
そのままの量だと発酵しすぎてしまいます。
多いか少ないかなら、少ない方が、待てばいいだけなので失敗しません。
こね単独コースがある場合
こねだけの単独コースがあれば使い、15分~20分こねる。
こね単独コースが無い場合
こねコースが無い場合は、こねが終わる時間が分かれば終わった段階で取り出す。
又は、こねが始まってから、20分タイマーで計り終わった段階で取り出す。
そのままパンケースにラップ、輪ゴム又は、ビニール袋+輪ゴムなどで乾燥しないように蓋をして冷蔵庫に入れる。
発酵を急ぐ場合
ホームベーカリーのパンケースは金属なので冷えすぎて発酵が遅くなる傾向があります。
それゆえ、翌朝作業しようとした際に、まだ良い具合に発酵が完了していない場合があります。
発酵が完了していないのに作業してしまうと、失敗してしまいますのでここは重要!
もし翌日の作業予定時間までに8時間以下の人や、発酵を早めたい場合は、冷蔵庫より温度が高い野菜室に入れてください。
手ごねで作る場合
手ごねだと量は大量にできますが、一度に作る量は、やはり500gまでをおすすめします。
それ以上だと一度に焼けないため、発酵の時間差を取る事が必要になり初心者には難しいですし、手ごねは量が多いと大変です。
手ごねでもすることは同じ。
イーストの量はストレート法のレシピの2分の1~3分の1に減らします。
冷蔵庫でゆっくり発酵させるため、ストレート法で作る時よりも、こね時間が短くても大丈夫です。
こね上げたら、上述した方法で冷蔵庫に入れます。
【生地作りのポイントまとめ】
- イースト量はストレート法で作る時より、2分の1から3分の1に減らす
- ホームベーカリーの場合、生地作りコースしかない場合は、1次発酵まで終わらないよう注意
- 手ごねの場合はストレート法で作る時より、こね時間は短くてもOK
- 冷蔵庫より野菜室の方が発酵が早い
- 冷蔵庫に入れる際は、とにかく乾燥しないように気を付ける
ホームベーカリーとオーバーナイト法で作る手順(2日目)
2日目は、成形から焼きまで行います。
作業は慣れれば、冷蔵庫から出してから約1時間半ほどで焼き上がりになると思います。
②切り分け、ベンチタイム、成形(20分~30分)
③2次発酵する(20分~30分)
④焼く(10分~20分)
冷蔵庫から出して発酵の確認
翌朝、確認して2倍の大きさに膨らんでいたら、発酵完了です。
分かりにくい場合は指に強力粉をつけてさしてみて戻ってこなければ完了です。
まだ、発酵が足りないようであれば、そのまま室温に出しておくと進みます。
↓こんな感じにいっぱいに膨らんでます。
復温させる
復温というのは、冷蔵庫で冷えすぎた生地を常温位に戻す工程でこれは必要です。
大体ですが生地温度が15度くらいになるまで約20分くらい置いておきます。
ガス抜き~焼き上げまで
ここからはストレート法で作る時と全く同じです。
手で押してガス抜きをし、生地を切り分け、ベンチタイムを取ってください。
その後、成形をして2次発酵し、焼き上げます。
上の作業は前日に冷蔵庫に入れてから、24時間以内に行えば大丈夫。
絶対に〇時間後にやらなければいけないという事はありません。
ただ、一度、2日目の朝に状態を確認してください。
発酵が完了していてもすぐに作業できない場合は、一度生地を取り出して、1回ガス抜きをして丸め直しまた戻せば大丈夫です。
この作業をせず、そのままにしておくと発酵が進み過ぎ(過発酵)になり失敗します。
また時間が空いた時に進めていきましょう。
【成型から焼きまでのポイントまとめ】
- 冷蔵庫から出した生地は必ず復温させる
- 発酵が完了していてもすぐに作業できない時は、一度ガス抜きして丸め直しまた入れておける
- ただし、1日目に冷蔵庫に入れてから24時間以内には作業する
- ガス抜きから焼き上げまでの行程は、ストレート法で作る手順と全く同じ
【パンの保存方法と解凍方法】
一度に沢山作った手作りのパンは、添加物が入っていない分、硬くなりやすいです。
なので、その日に食べない分は、冷凍した方がおいしく食べれます。
ひとつひとつラップに包んでビニール袋に種類ごとに分けて冷凍するのがおすすめ。
解凍は常温に30分くらいおいておくと一番おいしく食べれますが、急ぐ場合はレンジで1個づつ20秒程温めて、まだ冷たいようであれば10秒ずつ追加してください。
加熱しすぎると固くなって台無しになってしまうのでご注意。
手作りパンにホームベーカリーは必要?メリットは?
結論から言いますと、時短で作りたいなら、あった方がいいです。
「時間はかかってもいい」ならなくてもいいです。
私はここ2年ほどずっと、市販のパンをほぼ買わずに、ホームベーカリー無しで手ごね作っていました。
なので無くても充分できます。
しかし、最近、レンタルでお試しをした後に、ついにホームベーカリーを購入しました。
私が購入したのはこちらのシロカのSB-111という、安い物です。
実際に使用した、本音レビューはこちらの記事に書いています。
お値打ちな価格ですが、コネだけなら充分です。
食パンは、少し皮が硬めに仕上がる感じはします。
ホームベーカリーを購入した理由
私は一週間分のパン(小麦粉750g)を一度に作っていました。
それは、何度も作るより、一度に沢山作った方が効率がいいという考えからです。
でも750gの生地を手でこねるのは正直大変でした。
こねが甘いとやっぱりおいしくできません。
それくらい充分なこねはパン作りにとって重要です。
今はこねないパンの手法や、電子レンジで発酵をする時短レシピも沢山ありますが、いろいろ試した結果、やはり基本に基づきしっかりこねた生地の方が断然おいしいと感じました。
そこで、こねだけホームベーカリーでやったらラクだなと思い欲しくなり、本当に必要か試すため、まずレンタルで1カ月間借りてみてから購入を決めました。
ホームベーカリーが無くてもパン作りは出来るので、購入してやっぱり要らなかった、選び方を失敗したと後悔しないように、まずレンタルで試してからがおすすめです。
ホームベーカリーを購入した結果、メリットは?
結果、やはりあると無いとでは全然違いました。
やはりこねをお任せできることが一番大きいです。
手ごねで食パンを作るのはかなり大変ですが、ホームベーカリーなら、材料入れてセットするだけで、食パンが焼き上げまでできるのは本当にラクです。
今、断トツ人気なのはこのパナソニックのビストロです
ホームベーカリーの最高級機種で価格が高いのに売れています。
それだけの理由があるようです。
価格コムの人気売れ筋ランキングでも1位、ちなみに2位もパナソニックです。
画像:価格.com
しかし高いので、まずはレンタルで試してみるのがおすすめです。
ビストロをレンタルするなら、一番おすすめなのは、アリスプライムです
その理由は、どこよりも安くレンタルできるからです。
ビストロSDーMDX4をレンタルできるサイト】
レンティオ | 5,300円 |
ゲオあれこれレンタル | 5,100円 |
Kikito | 2,700円(ただし最低利用期間4ヵ月) |
アリスプライム | 3,880円 |
アリスプライム は、月額3,880円で、なんと他の商品も借り放題です。
しかも初月は0円!無料で最上位機種のビストロをレンタルできるのです。
サブスクですが解約縛りもありません。
アリスプライムがどれだけお得か詳しくは、こちらの記事で書いています。
ホームベーカリーとオーバーナイト法で作る!アレンジ無限大の簡単レシピ
パンのレシピはネットで無限にありますので、私のは参考程度にしていただければいいのですが、
簡単でおいしくて応用が利くレシピを一つ紹介します。
ハムマヨチーズロール
①1次発酵が終わった生地を250g程切り分けて、綿棒で長方形に伸ばす。
その上にハムを並べる。
★ここでオニオンスライス(生だと水分出るので、レンチンしたもの)のせたり、粒マスタード塗ってもOK
②横向きのまま、手前からくるくる巻いて、綴じ目を閉じる。
とじ目に水分や油分が付くとくっつかなくて閉じれないので注意。
③スケッパーで切り、天板に並べる
③2倍の大きさになるまで発酵させる
④マヨネーズ、ピザ用チーズをのせて、180度10分~11分焼く。
⑤好みでブラックペッパーやパセリのせても
この方法で中に挟むものを、シナモン、あんこ、チョコ、ジャム、ツナ、ベーコンなど好きなものに変えて何でも出来ます。
1個1個成形するより断然早くてそれなりにできるのでおすすめ。
筆者は、いつも面倒なのでこれで大体すませちゃってます。
他にも今まで作ったパンの写真をアップしていますのでよろしければご覧ください。
マヨのインスタグラム
パン作りにおすすめの用品、道具
パン作りに特別なものは必要ないです。
私は節約家のため、安くて良いものを探して使っていますので、おすすめの物紹介しますね。
タニタのキッチンスケール
デジタルキッチンスケールは必ず必要です。
料理にも使うので安すぎるものは買わない方がいいです。
私も、海外メーカーの千円以下のを買って失敗しました。
タニタのこちらは定番で売れている商品、使いやすく正確です。
2㎏以上計れるものがいいです。
ダイソーの粉ストッカーとセリアのスケッパー
この2つは多用するのでぜひ買ってほしいおすすめ。
ダイソーの粉ストッカーは、成形時に作業台に粉振る時、仕上げに粉をふるうパンなどに使用します。
いちいち粉ふるいや茶こしを出す、洗う手間が無くなり、粉も無駄にしません。
粉ふるいと保存が同時にできる便利グッズで100円なんて神です。
セリアのスケッパーも、プラスチックなのですが、薄めで、持ちやすく、とても扱いやすい、パン生地を切る、分ける、粉を集める等万能です。
よくある、金属?アルミ?のも持っていますが、断然こっちのほうが使いやすいです。
クープナイフ
バケットなどクープという切れ目を入れる時に使う用具をクープナイフというのですが、正式なものは安くて2千円位します。
素人は不要!
100均一の5本入りカミソリで充分です。
綺麗にできますよ。
筆者が以前勤務していたパン屋さんでもカミソリ使っていました。
1本でずっと持つので残りがもったいないですが、それでも100円!
ちなみに、包丁や、カッターも試しましたが、うまくいきませんでした。
この絶妙な刃の薄さが必要なんですね。
クッキングシート(オーブンシート)
天板に敷くクッキングシートが必要です。
紙の使い捨てクッキングシートは、便利ですが高いです。
頻繁にパンを焼くならもったいない。
油を塗ったり、コピー用紙を代わりに敷いてみたり、ほんと色々試しましたが、くっつきます!!
コピー用紙はパンにくっついて取れなくなり、大変な目にあいました💦
で、繰り返し使えるもを探しても、有名メーカーの物は高いです。
見つけました。激安で最高の商品はコレ
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届いた時あまりの簡易包装にビビりました。しかも最初から折り目つきまくってます💦
右側が新品、左が使用している物です。
かなり大きいものが2枚も入っていて、自分の好きなサイズに切って使えるのがいいです。
しかも本当にくっつかない!
油じみは出来ますが、洗って吊り下げて干しとけばすぐ乾いて何度も使えます。
私は乾いたら天板に挟んで保管しています。
とにかくコスパがいいので超おすすめです。
ほんと、こんなもので全然大丈夫です。
ちなみに温度計も購入したことありますが、結局使わず。
慣れれば感覚で分かってきますし、プロじゃないからそんな慎重にやらなくてよし!
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パン作り、お菓子作りの道具はどこで買う?安い通販は?コッタ、富澤商店以外にも
【まとめ】手作りパンはホームベーカリー&オーバーナイト法がおすすめ
パン作りはハマると楽しいです。
しかし、時間がかかりますし、たまに失敗もしますので、普段毎日食べる分を作り続けることは大変で続かないかもしれません。
だからこそ、この、ホームベーカリーでこねる。
冷蔵庫で発酵させて翌日好きな時間に仕上げる。
という工程を2つに分ける方法で、継続して、無添加のパンを毎日食べることが出来るんです!
パン作りって難しいイメージです。
でも、家庭で食べるなら雑でも、適当でもまぁまぁのものができますので、ぜひ、パン作りにトライしてみてください!
※このブログの内容の作り方や定義は素人である筆者独自のやり方になりますので、うまくいかない事があるかもしれません。ご承知おきください。
パン作りにハマると、色んなレシピを作ってみたくなります。
スーパーには売っていない粉の種類や材料でも、通販なら全部手に入ります。
こちらの記事ではおすすめのパン材料、製菓材料のおすすめのネット通販を紹介していますよ。
ぜひお読みください。