「楽天モバイルから乗り換えたいけど、どこが良いか分からない…」「日本通信SIMが安すぎるって聞くけど、本当なの?」と悩んでいる方に向けた記事です。
私も、楽天モバイルの料金プランに疑問を感じ、家族全員で日本通信SIMへ乗り換えました。
その結果、年間のスマホ代を節約できたうえ、楽天で不満だった通信状況も大きく改善されました。
この記事では、私が楽天モバイルから日本通信SIMへ乗り換えた体験談をもとに、どれだけ安くなったのか、日本通信SIMの実際の料金請求画面をシェアします。
さらに、日本通信SIMでの損しないプラン選び(損益分岐点)や、最もお得な申し込み方法も紹介します。
この先もずっと続くスマホ代、一日も早く行動を起こして支払いを減らすべきです。
なぜ楽天モバイルから日本通信SIMに乗り換えた?その理由
楽天モバイルも安い!で有名ですよね。
楽天経済圏の私はその安さもあり、長年楽天モバイルを夫婦で利用してきました。
でも、料金面の他にも以下の不満がありました。
通信状態の悪さ
大きな理由は、通信の不安定さでした。
楽天モバイルは自社の「楽天回線」のネットワークを利用しています。エリアを拡大してきましたがやはりドコモも回線やau回線には到底かないません。
私の生活圏では、スーパーの店内や地下、少し郊外に出た公園などで圏外になることが頻繁にありました。

いざという時に地図アプリが開けなかったり、キャッシュレス決済ができなくて結局損な支払方法で払うことになってしまったりと、日常的なストレスになっていました。
「使わない月」でも料金が下がりにくくなった
楽天モバイルの大きな魅力だったのが、2022年6月まで提供されていた「Rakuten UN-LIMIT VI」プランです。
このプランでは、毎月のデータ利用量が1GBまでなら月額料金が0円でした。

自宅のWi-Fiをメインで使う人や、あまりスマホを使わない子供にとっては、まさに最強の節約プランだったのです。
しかし、2022年7月1日から新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII(現在の最強プランの前身)」へ移行し、この0円運用が廃止されました。
新しいプランでは、データ利用量が少なくても最低料金として1,078円(税込)がかかるようになったのです。

この変更により、ほとんど在宅の私は、「たった1GBでも1,000円かかるのはもったいない」という気持ちになっていました。
【料金比較】日本通信SIMは本当に「安すぎる」のか?
ここでは、楽天モバイルの料金プランと、日本通信SIMを具体的に比較します。
数字で見ると、その安さが一目瞭然です。
月額290円から!日本通信SIMの驚きの料金プラン
日本通信SIMの主力プランは「合理的シンプル290プラン」です。名前の通り、月額基本料がなんと290円(税込)からスタートします。
このプランのすごいところは、
- 基本料金に1GBのデータ通信が含まれている
- 1GBを超えた分は、1GBあたり220円で追加できる
- データ利用量の上限を自分で設定できる
つまり、使わない月はとことん安く、使う月も使った分だけ支払う、という非常に無駄のない料金体系になっています。
もっと安い1GB未満119円もある!
さらに、2025年4月に【ネットだけ!プラン】というのも登場し、こちらはなんと、1GB未満なら119円です。
出典:日本通信SIM公式サイト
ただし、こちらは、以下の様な制約があるため、安く抑えようと思っている人にはあまりおすすめできません。
- ネットだけプランは、1GBまでの上限設定は不可
- 少しでも超えると自動的に1GBあたり220円が加算されてしまう
- SMS認証コードの受信ができない
楽天モバイルと日本通信SIMの料金をシミュレーション比較
では、実際に使用データ量でどれくらい料金が変わるのか、両社のプランを表で比較してみましょう。
日本通信SIMでは、データ利用量に応じて最もお得になるプランで計算しています。
ちなみに、楽天モバイルの料金は以下です↓

参照:楽天モバイル
楽天モバイル vs 日本通信SIM 最適料金比較表
| データ利用量 | 楽天モバイル (最強プラン) | 日本通信SIM (最適プラン適用時) | 差額 | 適用した日本通信SIMのプラン |
|---|---|---|---|---|
| 〜1GB | 1,078円 | 290円 | -788円 | シンプル290プラン |
| 〜3GB | 1,078円 | 730円(2GB分購入) | -348円 | シンプル290プラン |
| 〜10GB | 2,178円 | 1,390円 | -788円 | 合理的みんなのプラン |
| 〜20GB | 2,178円 | 1,390円 | -788円 | 合理的みんなのプラン |
| 〜50GB | 3,278円 | 2,178円 | -1,100円 | 合理的50GBプラン |
※料金はすべて税込です。
この表を見ると、50GBまでのほぼ全ての領域で、日本通信SIMの方が安いことがハッキリと分かりますね。その金額の差も大きいです。
「シンプル290」と「みんなのプラン」の損益分岐点
日本通信SIMを検討する上で、多くの方が悩むのが「合理的シンプル290プラン」と「合理的みんなのプラン」のどちらを選ぶか、という点です。
ここで、どちらがお得になるかの「損益分岐点」を分かりやすく解説します。
- 合理的シンプル290プラン: 月額290円 (1GB)+追加1GBあたり220円
- 合理的みんなのプラン: 月額1,390円 (20GBまで+70分まで無料通話か5分かけ放題)
この2つのプランの料金が逆転するのは、データ利用量が6GBを超えるかどうかが目安になります。
【損益分岐点の計算】
「シンプル290プラン」で6GB利用した場合の料金は、 290円 (基本料) + 220円 × 5GB (追加データ) = 1,390円
つまり、以下のように判断するのがおすすめです。
- 月5GB以下に収まることが多い → 「合理的シンプル290プラン」
- 月6GB以上使うことが多い → 「合理的みんなのプラン」 (20GBまで使え、無料通話も付きお得)

ご自身のスマホのデータ利用量と、通話オプションをつけるかを確認して、どちらのプランが合うか見極めましょう。
楽天モバイルから日本通信SIMに乗り換えて年間に節約できた額
では乗り換えでどれだけ節約できたかを公開します。
【妻】合理的シンプル290プラン+通話70分オプション390円
私は在宅ワークでほとんど家にいるため、1GBは超えることが多いのですが、3GB行かないくらいです。
そのため上限設定を2GBにしています。
固定電話が無いため、通話70分オプションをつけています。
ここ1年の明細です。
1GB未満で済んだ月は、通話オプションと合わせても700円以下です。
1,000円超えた月はたったの1回だけです。固定電話もかけてこの価格。
【夫】合理的みんなのプラン
夫は会社員で外勤です。
仕事中はほぼ使わないようですが、通勤の電車内では動画やネットを見ています。
データ容量は6GBを超えることがあるため、合理的みんなのプランで契約しています。
なので、毎月固定の1,390円です。
これなら20GBまで使っても変わらないですし、70分か5分の通話も込みなので安心です。
楽天モバイルから日本通信SIMに乗り換えてどれだけ節約できたか
楽天モバイルを使っていた頃、夫婦2人のスマホ代はだいたいこんな感じでした。
楽天モバイル時代
- 私(妻)毎月3GB未満の利用で 1,078円。
- 夫: 外出先でデータを使うことが多く、3GBを超えて 2,178円。
- 夫婦の合計: 約3,256円
毎月これくらいの金額が、我が家の通信費としてかかっていました。
夫の請求金額↓
妻のデータ使用料画面↓
日本通信SIM(現在)
それが日本通信SIMに乗り換えた今では、こう変わりました。
- 私(妻): 「合理的シンプル290プラン」でデータを1GB追加しても、月々約900円。
- 夫: 「合理的みんなのプラン」で20GBまで使えて 1,390円。
- 夫婦の合計: 2,290円
つまり、「3,256円 – 2,290円 = 966円」。

毎月約966円、年間にすると11,592円もスマホ代が安くなったんです。
なんだ、「月1,000円弱か」と思うかもしれませんが、何もしなくても毎月確実に支出が減る固定費の見直しは、家計にとって大きいです。
年間1万円以上の浮いた分は他の事に使えます。

そして上述したように、料金だけでなく、通信状況がよくなり、快適になったことが何よりです。
そして、この節約効果は子供たちの分も合わせると、さらに大きな金額になるんです。
中学生の息子は、なんと毎月ずーっと290円(数円超えていますが)です。
子供のスマホこそ日本通信がおすすめな理由を詳しく以下で書いています。

日本通信SIMの乗り換えに関するよくある質問(FAQ)
最後に、速度や通話品質など、気になる疑問や不安をここで解消しておきましょう。
なぜこんな安いのですか
「どうしてこんなに安いの?」「安すぎて電波が悪いんじゃない?」と心配になる方もいるかもしれません。
日本通信SIMは「MVNO(エムブイエヌオー)」と呼ばれる事業者です。
これは、NTTドコモのような大手キャリアから通信回線を借りて、自社のサービスとして提供する会社のことを指します。
自前でアンテナなどの通信設備を持つ必要がないため、その分のコストを削減でき、安い料金プランを提供できる、という仕組みです。
日本通信SIMはNTTドコモの回線を利用しているため、人口カバー率が高く、広いエリアで安心して使えます。
通信速度は遅くないですか?
私は、日常的なネット検索やSNS、LINEの利用では全く問題を感じません。
楽天モバイルよりは断然良くなったというのは、事実です。
本日の日本通信SIMの通信速度、良さそう。
(東京都)これくらい出てくれたら普通に満足☺️
コスパは抜群なので、通信障害などは起きないようにより気をつけていただきたいです! pic.twitter.com/CVFO3CRWjq
— さとか (@satoka_nafumi) June 29, 2025
ただし、平日の12時〜13時といったお昼の混雑時間帯は、遅くなるという声も多いのは事実です。
🤔日本通信SIMでYouTube再生したら?
速度の遅くなる平日昼に日本通信SIMでYouTube再生した結果…。
※下り約5Mbps📱割と普通に見れます。
🖼️サムネが出るのは遅い
日本通信SIMは、平日昼と平日夕方に速度が落とされますが、YouTubeの再生は意外とイケます。 pic.twitter.com/PWCqpHdlTe
— カズさん@格安SIMのブログとYouTube (@wysba1mXkoxCBW7) April 11, 2025
ただし、これはどの格安スマホも同様の傾向がある様で、利用する場所や利用する内容によって変わるのが正直なところです。
ただし、上限を超えた時の速度は、正直、使い物になりません。詳しくは以下の記事で↓
【最重要】初期費用は「スターターパック」の利用で安くする
日本通信SIMの契約で発生する初期費用3,300円です。
実はこれ、もっと安くする方法があります。
結論から言うと、「スターターパック」を事前に購入してから申し込むのが正解です。
- 通常の申し込み:事務手数料が3,300円かかる。
- スターターパック利用:事務手数料3,300円が無料になる。
スターターパックを購入する必要はありますが、その価格は3,300円よりも安い場合がほとんど。
そのため、パックの購入代金を払っても、結果的に初期費用を数百円から千円以上節約できるのです。
申し込みの前には、まずAmazonや楽天市場などでスターターパックの価格をチェックするのがおすすめです。
結論から言うと、大体の場合、Amazonが安いです。
2025年11月25日~12月1日までのAmazonブラックフライデーでは、40%オフで2,300円になっています。
直接契約するより、約1,000円も安く契約できます。
スターターパックの詳しい買い方や使い方については、こちらの記事で解説しています。
まとめ
回は、私が楽天モバイルから日本通信SIMに乗り換えて大満足だったという話を書きました。
毎月の固定費を見直すことは、節約の第一歩です。
もし今のスマホ代が高いと感じているなら、日本通信SIMへの乗り換えで、安くなる可能性は大きいです。
乗り換えする時は、事務手数料がお得になる「スターターパック」を購入してからにしましょう。
2025年11月25日~12月1日までのAmazonブラックフライデーでは、40%オフで2,300円になっています。
直接契約するより、約1,000円も安く契約できます。
※本記事に記載の料金やサービス内容は2025年11月時点のものです。最新の情報や詳細な適用条件は、必ず日本通信SIMの公式サイトにてご確認ください。契約に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。


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