キッチンの限られたスペースを有効活用したい!炊飯器の代わりになるかも!兼用できるかも!と電気圧力鍋や電気調理鍋の購入をしようとしてる人、ちょっと待ってください!
確かに、電気圧力鍋は様々な調理ができる便利な家電です。
しかし、私は2つの電気圧力鍋を使い炊飯をしてみましたが、予想外の欠点に直面。
そして、炊飯器こそ万能!むしろ炊飯器が電気圧力鍋の代用になると分かったのです。
今回は、何故電気圧力鍋を炊飯器の代用として使う事はおすすめしないのか。
そして炊飯器でどんなことができるのか、検証をもとにお伝えします。
でも勿論、上手に使えば本当に便利な電気圧力鍋。
あなたに最適な選択は何なのか、一緒に考えていきましょう!
買おうか迷っている人は知っておくと失敗や後悔をせずに済みますよ。
電気圧力鍋は炊飯器の代わりにはならない?!
人気のティファールやアイリスオーヤマの電気圧力鍋や、ホットクックなどの電気調理鍋は炊飯も出来ます。
なので、ご飯も炊けて料理も自動できるなら炊飯器より万能!炊飯器いらないかも!
と思う人も多いのではないでしょうか。
がしかし、2種類の電気圧力鍋を使ってみて、やっぱり炊飯器は必要。
そして、むしろ炊飯器の方が電気圧力鍋の代わりにも使える!
電気圧力鍋はいらない・・・。と思ったのでその理由を説明します。
私がレンタルで試した、2つの電気圧力鍋は以下です。
ティファール「クックフォーミーエクスプレス 6L
アイリスオーヤマ電気圧力鍋「KPC-MA3-G」
電気圧力鍋の炊飯の時間は炊飯器より遅い
圧力鍋ならご飯炊くの早いんでしょ?加圧3分って書いてある!
と、私も思っていました。
結論、いいえ、炊飯器の方が早いです。
電気圧力鍋での炊飯時間
使ってみた、ティファール「クックフォーミー」で炊飯してみました。
ちなみにレシピでは、「加圧3分」とありますが、結果28分かかりました。
えっ?炊飯器の早炊きと同じ位ね。
まずレシピでは、吸水を30分して下さいとあります。
面倒なので吸水せずに炊きました。
米を洗ってセットして、スタートするとまず予熱に10分かかりました。
そして加圧時間は確かに3分です。
がその後、圧が抜けるまで少し時間があり、「召し上がれ」と表示が出るので開けてみたら、
ベチャベチャのおかゆ状態です。とても召し上がれる状態ではない!!
そして結局、15分ほど保温して蒸らさないと、普通の状態のご飯にはならないのです。
私と全く同じ状態の動画がありました。まさにコレでした↓
結局、トータルでかかった時間は、約28分でした (予熱10分、加圧3分、蒸らし15分)
しかも吸水30分をしていない為、もし正式な手順を踏んだら、1時間かかるという事ですね。
同じくアイリスオーヤマの圧力鍋で炊いても、時間かかりました。
ちなみに公式レシピでは、トータルで1時間15分と書いてあります💦
そしてこちらの自動メニューは圧力調理では無いです。
おはようございます。
電気圧力鍋って、ごはんがはやく炊けるって聞いてたんだけど、アイリスオーヤマの電気圧力鍋は炊飯器より時間がかかるんですけどー😆
大同電鍋は10分くらいだったから、そのイメージでスイッチ入れたらビックリです。
朝ごはんは1時間後😢— ぱんずせんせい(日本語教師応援団) (@panzisensei) October 11, 2023
👇は人気の「ホットクック」のレシピの時間です。
「ホットクック」は圧力機能はついていません。
やはり炊飯に1時間程かかります。
早炊き機能もありません。
しかも、「保温は上手にできない」とありますので、せっかく予約炊飯しても、出来上がり後すぐに食べるか、他の容器に移さないとないといけないので、勝手が良くないですね。
水分量と蒸らす時間の調整が難しい
内釜に、水分量の目盛りがついているのですが、その通りに入れてもベチャっとしてしまう事がありました。
また、クックフォーミーの場合、検証したように、本来完成である時間では普通のご飯の状態ではなく、蒸らす事で、普通の状態になります。
それはレシピに書いていない為、蒸らす時間は適当なのです。
こういった、商品ごとの癖に慣れるまでには何度か失敗してしまう可能性があります。
電気圧力鍋で炊いたご飯の味は?美味しくない?
でも、味がめちゃくちゃおいしい!ならそれでもいいですよね。
この2つの電気圧力鍋で炊いた感想は、正直に言えば、炊飯器の方が、米の粒がしっかりしていて炊き上がりの状態がいつも安定し、おいしい。
電気圧力鍋で炊きあがり後に保温をし、もう一度食べてみたら、美味しくない。
炊飯器なら数時間保温してもそこまでまずくなることはありません。
電気圧力鍋はやはり保温には向かない様です。
他にもある意外な電気圧力鍋のデメリット
炊飯以外にも色々お料理ができる電気圧力鍋ですが、料理を作ってみても、使う前には知らなかった、意外な盲点がありました。
手入れの手間
皆さんは炊飯器の蓋やパッキンを毎日洗いますか?
恐らくほぼ8割の人が毎日は洗ったり拭いたりしないのではと推測します。
しかし、もし電気圧力鍋を炊飯器と兼用で使うのであれば、料理を作った後はパッキンや蓋が汚れたり臭いがつくため、毎回洗わないといけません。
パーツを外して全部洗うのはかなりの手間です。
この点でもやっぱり炊飯は炊飯器で炊く方が手間無しです。
炊飯中は他の調理ができない
電気圧力鍋で炊飯中は、もちろん他の調理はできません。
しかも、上述したように、炊飯に30分~1時間もかかる為、調理の平行作業が出来ず、せっかくの機能が台無しです。
ここでもやはりご飯は炊飯器で炊き、その間に電気圧力鍋でおかずを作る方が効率的でしょう。
融通が利かない
これは何を言いたいかというと、電気圧力鍋で調理をしていると、途中で蓋を開けられません。
それゆえ、普通の鍋なら出来る、調理中の状態の確認、味見、具材追加投入などができないのです。
下の写真は、アイリスオーヤマの電気圧力鍋で、公式レシピの「豚バラ大根」を作った時の写真です。
レシピの分量通りに作ったのですが、見本写真と全く違う感じになりました💦
圧力鍋は水分が蒸発しないので、汁が多めになる傾向になるのですが、こちらはもはや汁物になっています。
しかも味が薄くて正直おいしくなかったです・・・。
下は、ティファールのクックフォーミーの自動メニューで作ったカレー。
玉ねぎが全て溶けて液体化されて、薄めのカレーになりました💦
鍋で作れば、途中で中身を確認する事が出来、調味料や具材を足す事や水分を調整する事も出来ます。
加減がむずかしい。
場所を取る
電気圧力鍋は買ったら、出しておかないと恐らく使わなくなります。
なので置く場所の確保が必要です。
クックフォーミーエクスプレスの大きさ💦炊飯器と比較してデカい!
アイリスオーヤマの3Lタイプはもう少し小さいですが、それでも別に置き場所が必要です。
自動メニューはあまり使わないかも
自動メニュー250種類搭載。とあっても、実際、この自動メニューで作ってる人は多くないのかなと思います。
レンジに色んな自動メニューがついていてもほぼ使わないのと同じで、慣れれば自分で加圧時間などをレシピを参考に調整したりしてできます。
材料や分量も、それぞれの家庭で違いますので、結局アレンジしてしまったりします。
それゆえ、最初のうちは色々試すかもしれませんが、慣れてくると自動メニューはあまり使わないのかなと思いました。
炒め物や焼き物は不得意
レシピ集を見ると分かりますが、電気圧力鍋や電気調理鍋は、煮込み料理がほとんどです。
炒める、焼くといった調理は出来ない事も無いですが、あまり上手にできませんし、フライパンの方が断然早く手軽です。
それゆえ、料理が煮込みばかりになりがちで飽きてしまうという声もあります。
炊飯器で色々な料理が出来る!電気圧力鍋の代用になる!
ところで私は、電気圧力鍋を試す前はずっと炊飯器で煮込み料理を作っていました。
で、今回電気圧力鍋を使ってみて、炊飯器でほぼ代用できる。という結論に至ったのです。
我が家で使っているのは、1万円台で6年前に購入したIH炊飯器です。
高級炊飯器でも無く普通の安い物です。
炊飯器でできるメニュー
がしかし、こんなに色々出来ます👇
この他にも、煮魚、手作りあんこ、大根の下茹で、パンなども作ったことがありますが普通に上手にできます。
また、よく炊飯ついでに、ゆで卵、じゃがいも1個だけも同時に加熱しています。
お肉も箸で切れるほど柔らかくなりますし、とてもおいしいです。
この様にほぼ、電気圧力鍋と同じ様にお料理が出来るのです。
単純操作で誰でも失敗なくできる
しかも、電気圧力鍋の様に難しい操作は一切無し。
普通に鍋で作るのと同じ分量の調味料と材料を入れて、炊飯スイッチを押すだけなので超簡単です。
ただ炊飯器についていないのは自動メニューと、圧力機能のみ。
でも、上述したように自動メニューは必須でもありませんし、加熱については、早めに火が通りそうな具材なら、早炊きで、お肉などは普通炊飯で、加熱が足りない様ならもう一度スイッチを押せばいいだけです。
実際は、煮込み料理も、炊飯器でも電気圧力鍋もほぼ同じくらいの時間でできます。
そのまま保温も出来ますし、タイマー予約も可能なのです。
炊飯はプロ
もちろん、炊飯専用なので、圧力鍋には無い機能がついています。
おかゆ、すし飯、玄米、ヘルシー、等、ボタン一つで仕上がり調整できるため、手間も失敗もありません。
米を美味しく炊き上げるために特化した設計と機能を持ち、均一な加熱や最適な温度制御を実現しているのです
やっぱり炊飯は炊飯器!
電気圧力鍋や電気調理器がおすすめな人
ご紹介したように、私の場合は、炊飯器で充分間に合うと思いましたが、もちろん、電気圧力鍋や電気調理鍋を上手に使いこなして、手放せない!という人も沢山います。
実際に売れているのも事実です。
購入をおすすめする人は次の様な人です。
- 置き場所を確保できる人
- 料理があまり得意では無く、自動メニューで失敗なく作りたい人
- 炊飯器でご飯を炊きつつ、同時に煮込み料理も並行して作りたい人
- 出勤前に、炊飯も料理も予約セットしておき、帰宅後すぐ食べれる状態にしておきたい人
- どうしても圧力機能が欲しい人
この様な人には購入しても後悔しないと思います。
ただやはり、炊飯器と兼用して使うというのは現実的でない為おすすめできません。
レンタルで試してから購入するのが無難
電気圧力鍋や調理鍋は、安くありません。
買ってから、やっぱり要らなかった、使いにくかった。と後悔するのは悔しいですよね。
だからこそ、まず私のように、レンタルで試してからが無難です。
私は2種の電気圧力鍋をアリスプライムで借りました。
アリスプライムでは他のレンタルサービスに比べ、多くのメーカーの電気調理鍋が借りられます。
しかも初月1ヵ月無料でその間は何度でも交換できますので、1ヵ月で3、4種のモデルをお試しする事が可能なんです!
無料期間中の解約も可能なので、気軽に試せますよ!
【まとめ】電気圧力鍋は炊飯器の代用にはおすすめしない
炊飯器は意外な使い方が出来る万能選手だということが分かっていただけたかと思います。
でも、これ、人それぞれなんです。
自動メニューでスイッチポンで毎日いろんな料理を作りたい!って人には、電気圧力鍋の多才ぶりがハマるかもしれません。
結局のところ、新しいキッチングッズを買う前に、ちょっと立ち止まって考えてみるのがいいかもしれません。
「自分の生活に本当に必要?」って。案外、今あるもので十分だったりするんですよね。
大切なのは、あなたのライフスタイルやニーズに合うかどうか。
迷っている人は一度レンタルで使って試してみてくださいね。