物価や光熱費が高騰している今、節約というと、まず食費を抑える事を考える人が多いと思います。
しかし、食費を削る事は大変で、ストレスも溜まり、健康にも影響を及ぼす可能性があります。
スーパーをはしごして、ポイ活して、かさまし料理作って、何でも手作りして、野菜の皮食べて‥‥
と、涙の努力をして頑張っても、今より1、2万減る程度でしょう。
節約したい→食費を削るという発想をやめましょう。
もっと効率的で、簡単で、ストレスが無く、効果の高い節約方法 ずばり、固定費を減らす事なのです。
この記事では、3,500万貯めた節約主婦の私が、食費よりも減らすべき固定費の内容と、具体的な方法をお教えします。
読んで一つ実行するだけでも、簡単に月に数千円から数万円の支出を減らすことができるので今すぐやるべきです。
- 食費よりも無駄な支出は何かに気づくことが出来る
- 食費を減らさないと、というストレスから解放される
- 固定費をどうやって減らすか具体的に分かる
- 食費を削らなくても簡単に貯金が出来る
そもそも食費の平均金額は当てにならない
家庭によって世帯人数や年代、収入などが異なります。
それに、食費に外食を含んでいるかいないか、お酒やお米を入れているかいないか、野菜等を近所や実家からもらったりしている、住んでいる地域の物価等で、かなり変わってきます。
なので、そもそも食費が平均より高いか低いか等、周りと比較する事は無意味です。
そうではなく、収入に対して、食費に使うべき金額に収まっているかだけを意識すればいいのです。
収入に対する食費の割合
収入に対する理想的な食費は、給料の手取り額の15%~20%と言われています。
この場合のおおよその金額は以下になります。
手取り額 | 15%の場合 | 20%の場合 |
25万 | 3.75万 | 5万 |
30万 | 4.5万 | 6万 |
35万 | 5.25万 | 7万 |
40万 | 6万 | 8万 |
45万 | 6.75万 | 9万 |
どうでしょうか、これを見ると結構ゆとりがあると思った方もいるのではないでしょうか。
よく見かける、食費が4人家族で2万円台、3万円台!といった数字は、平均を大幅に下回っていて、ちょっとやりすぎではと思いますよね←我が家の事💦
例えば我が家は今、手取り35万しかないです。
15%の場合5万2千円になります。
我が家はドケチなので3万程ですが、本当はまだまだ使っていい事になりますよね。
だからまず、食費が15%以内に収まっていれば素晴らしいですし、20%でも、充分に努力していると考えてください。
そしてこれ以上食費を無理して減らす必要は無いです。
食費を減らす事は、下記の様なデメリットもあります。
【食費を減らすデメリット】
- 心が貧しくなる場合がある
- 健康維持に影響が出る場合がある
- 大変な割に効果が薄い
食費3万の私が言うのもなんですが、この様な可能性があります。
私は節約体質になってしまっているため、逆に節約しない事の方が難しいのですが、もし無理して悪影響がでてしまうなら、食費は削るべきではありません。
固定費を減らす方法が一番簡単で効果が高い
では食費の他に減らせる項目は何でしょう。
一番おすすめは固定費を見直すことです。
固定費を削るのが一番効果が高い理由
変動費(食費、教育費、医療費、交際費、医療費等)は変動する為、予測がしづらく節約が難しいです。
そして、我慢したりする必要があり、ストレスも溜まり、ラクではありません。
しかし固定費は変動しないのでこんなメリットがあります。
固定費の節約の一番のメリットは、一度の手間で費用の削減がずっと続くところです。
具体的にはこんなことを見直すことです。
- 不必要なサブスクや会員の見直し
- 電気の契約プラン、アンペア数の見直し
- スマホ、ネット回線の契約の見直し
- 住宅ローンの見直し
- 生命保険、医療保険などの見直し
- 自動車保険の見直し
- クレジットカードの見直し
もしスマホ代をひと月3,000円カットできた場合、年間36,000円もの節約になります。
YouTubeプレミアムをやめれば年間11,800円
年会費2,000円のクレジットカードの解約で年間20,000円
不要な医療保険の解約で年間10,000円
等、食費の節約よりよほど簡単で効果が大きいと思いませんか?
もちろん必要なものは残す必要がありますが、見直してみると絶対に、不要である、他に代替えの方法があるものが見つかるはずです。
見直しと、手続きの手間はありますが、一度だけです。
毎日毎日、食費を削る事ばかり考えているのと、どちらがラクかは一目瞭然ですよね。
固定費の見直しのやり方
では、具体的にどうすればいいかを説明します。
不必要なサブスクや会員を解約
まず、紙に、今加入しているサブスク(月額課金・定額制で契約しているサービス)を書きだします。
【サブスクの例】
- Amazonプライム会員費
- YouTubeプレミアム会員費
- U-nextなどの音楽配信サービス
- auプレミアムやクックパッドの会員費
- ウォーターサーバーの月額使用料
- 月額制アプリの使用量
そして、よく使っている、絶対にこれだけは必要、元が取れているものは残します。
次に、代替えでどうにかなりそうなものは無いか考えます。
例えば我が家の場合はこのようにしています。
カッコ内は、年間で節約できた金額です。
- YouTubeの広告カット→広告カットできるブラウザを利用(11,800円)
- クックパッドの月会費→必須ではない為退会(3,696円)
- Amazon月会費→中部電力のfor Planを申込み通年無料(5,900円)
- 家計簿アプリ「マネーフォワード」が改悪の為、完全無料の「お金のコンパス」に変更(5,300円)
サブスクだけで、年間26,696円 も節約できました。
YouTubeプレミアムは、無料でYouTube広告がカットできるブラウザ、【Brave】を使えば一番欲しい広告カットは無料で使えます。
私も導入していて、広告表示一切無しでYoutubeを見ています。
次に、あまり使っていない、元が取れていないものを解約します。
私も以前はクックパッドの会員でしたが、今はいくらでも無料のレシピサイトがありますので解約しました。
308円×12か月=3,696円の節約です。
Amazonプライムの会員費は、電気のプランを利用する事で無料になっています。
参考記事中部電力のAmazonプライムがついてくる【forAPプラン】は本当に得?
家計簿アプリに、月会費を支払う事ももったいなく感じ、「おかねのコンパス」に変えました。
無料ですが、一とおりの事は出来るので不便ではありません。
ウォーターサーバーの契約している人も、取り付けタイプの浄水器の使用や、ミネラルウォーターを購入する等の方がコスパがいいので、それも検討してみるのもアリですね。
この様に別になくても困らない、代わりになるものがあるはずです。
これで一つは固定費が削減できます。
一つだけ選ぶなら、年会費の元がすぐ取れる 「Amazon Prime」
電力会社を通してですが、ケチな我が家が今、契約しているサブスクはAmazonプライム1つだけです。
結論、年会費5,900円でこの特典は安すぎます。
Amazonプライム には多くの特典がありますが、正直本当にお得なのは以下の2つのみだと思っています。
【Amazonプライムで本当にお得だと思う特典】
1. 配送特典
* 対象商品の配送料無料
* お急ぎ便、お届け日時指定便が無料
2. 動画サービス
* Prime Video – 映画やTV番組が見放題
ネットショッピングをする時、楽天市場と比較すると、Amazonの方が安い場合も多く、やはりAmazonは欠かせません。
その際のAmazonでの買い物が、金額を気にせず配送料無料、そして翌日に届くというのは本当に大きいです。
また、動画サービスも、夫や子供が毎日の様に見る為、すぐに元が取れます。
もちろん、無料で見られる動画は限られますが、それでも迷うほど充分にあります。
他の動画サービスが月額で1,000円以上はする為、この金額は破格です。
もし、ショッピング特典などのプライムの他の特典を一切利用しなかったとしても、月額あたり492円だけで動画を見放題です。
もし他の動画サービスを契約していて、Amazonプライムビデオの内容を見てみて、良ければ乗り換えた方が支出が抑えれますね!
Amazonプライム に申し込みをする場合、下記の紹介用リンクからのお申し込みで、1,000円分のAmazonポイントがもらえます
よろしければ、ご利用ください。※プライムへご登録後、30日以内にAmazon.co.jpで2,000円以上の買い物をした場合
電力会社の契約プラン、アンペア数の変更
まず、今使っている電力会社で、次の事を見直してください。
- 使用量に合う適切なプランを選んでいるか
- スマホやインターネット回線とのセットプランがないか
電気料金は契約アンペア数によって基本料金が異なります。
例えば、中部電力ミライズのお得プランの場合 40Aの契約では毎月の基本料金は1,188円ですが、50Aの契約では1,485円です。
もし50Aから40Aに変えると年間で3,564円安くなります。
ただしアンペア数を下げ過ぎると複数の家電製品の同時利用で、すぐにブレーカーが落ちてしまうことになりますので気を付けましょう。
変更は簡単ですので、一度10A下げて生活してみて、様子を見てもいいですね。
また、いろいろなプランがあるので、シュミレーションがあれば再度見直して、一番得になるプランに変更しましょう。
電力会社自体の見直しもして更に節約
電力会社のプランはよく変わりますので、電力会社自体を見直し、より安い会社に変更する事も検討しましょう。
我が家も年に1度は見直し、電力会社を変更しています。
確かに手間はありますが、電力会社の乗り換えは、高額なキャッシュバッグなどの特典がありますので、本気で節約したい人はやるべきです。
また、電気代がどんどん上がり続ける今、太陽光発電や蓄電池を設置する人が増えていますので、導入を検討しても。
2024年は、太陽光発電や蓄電池の設置がお得な年です。
太陽光発電と蓄電池の設置は2024年が得!見積り一括サイトを利用する意外なメリット
スマホ、ネット回線の契約会社、プランの変更
今使っているスマホの料金高くないですか?
スマホの家族分を払うと数万円になる事もあり、家計の大きな負担になります。
削減できれば年間でかなりの金額が浮きます。
スマホ代の見直し
スマホ代の見直し方法は2つあります。
②プランやオプションの見直しをする
今大手キャリアで契約している人
格安SIMでも、大体が大手キャリアの電波を借りているため、通話品質は安定しています。
そして大手キャリアの半額以下の利用料であることが多いので、よほどこだわりが無ければ、格安SIMに乗り換えるのが得策です。
既に格安SIMの人
今既に格安SIMでも、契約状況を見て、次のことを確認してください。
- 契約時に無料で入ったオプションが、今は課金されていないか。
- 使っていない又は不要な有料オプションは無いか(端末補償サービス、遠隔サポート等)
- 通話プランは最適なものか
契約時の無料オプションの外し忘れはよくあるので気を付けましょう。
また、かけ放題プランにしているがあまりかけていないとか、5分まで無料プランにしているが、オーバーしてばかりいる等、自分のライフスタイルに合っていない場合は無駄なので、変更しましょう。
インターネット回線の見直し
ネット回線で主流の光回線(固定回線)の月額相場は、3,000~4,000円です。
それに収まっていて、スピードも問題ないのであれば、見直しや変更の必要はないかと思います。
それを超える金額を支払っている場合や、スピードに満足していない場合は乗り換えやプラン変更を検討してみてください。
ネット回線は、契約初年度だけ安くなるプランが多いです。
「契約後1年間は○○円割引」というキャンペーンで、初年度のみ、月額料金が安くなっている場合が多々あります。
そのまま放置していると翌年から高額になっている事がありますので確認してください。
また加入時に無料で入ったオプションが有料になっていないかも確認してくださいね。
【乗り換えする場合の注意】
スマホとのセット割があるインターネットサービスを利用した方が得です。
今使っているスマホのキャリアとセット割できる会社が無いか調べてください。
住宅ローンの見直し
住宅ローンは、長年払い続けるものなので、見直し、借り換えで、大きく差が出る可能性があります。
ただ、住宅ローン返済の見直しについては、慎重に行う必要があります。
我が家も家を建てた際、よく分からず、比較もせずに、住宅メーカーに進められた銀行に決めてしまい、きちんと慎重に決めればよかったと後悔しました。
そのような理由で、住宅ローンの乗り換え相談については、素人が自分で調べるよりも、プロに相談した方が確実で効率的です。
中立の立場で、合う商品がある会社の提案のみをしてくれるこちらがおすすめです。
もちろん完全無料相談です👇
私も無料相談をしましたが、本当に勧誘が一切なかったです。
生命保険、医療保険、損害保険の見直し
生命保険は、複数の保険に加入していてもそれぞれ保険金を受け取れます。
しかし、自動車保険、火災保険、自転車保険などは複数加入していても一つの保険会社からしか保険金を受け取れません。
最初に結論となりますが、生命保険は基本的に、同じ保障内容の複数の保険に加入していてもそれぞれ保険金や給付金を受け取ることが可能です。
<中略>
自動車保険や火災保険といった損害保険は、保険契約時に定められた上限金額内で実際の被害金額が保険金として支払われる実損填補方式です。
そのため、複数の自動車保険や火災保険に加入しても保険金を余剰に受け取ることはできません。出典:保険の窓口インズウェブ
そこで損害保険に重複加入していないか確認しましょう。
自動車保険に、個人賠償責任(生活賠償責任)が既についている事はよくありますが、知らずに別にお金を払って契約していたりしないでしょうか。
生命保険や医療保険の見直しについては、住宅ローンと同様に、規定が複雑ですし、無駄なお金を払わない為にも、プロに相談するのが得策です。
特定の保険会社の無料相談だと、その会社の商品を勧められてしまいます。
自動車保険の見直し
自動車保険も、更新時には一括見積を取り、保険会社の見直しをおすすめします。
保険会社により、金額がだいぶ変わる場合があります。
同条件で、一括見積りを取り比較することが重要です。
我が家も毎年更新時期に、もっと安いところが無いかを見直し、乗り換えています。
見積もりは提携数が多い業界No.1のインズウェブがおすすめです。
今乗り換えの時期ではない人も、契約内容の以下の見直しをしてください。
- 使用目的
- 記名保険者
- 運転者の範囲
以上のことを見直し、適宜変更するだけで保険料が下がります。
クレジットカードの見直し
複数持っているクレジットカード
年会費無料だから大丈夫!と安心してはいけません。
よくある失敗例
キャッシュバックがあるからと、年会費初年度無料のカードを作り使わないまま、翌年に口座から年会費が引き落とされていた。
これはあるあるで、私も実際やった失敗です。
口座から引き落とされるため気づきにくいです。
まずこういう無駄を防ぐ為には、いくら年会費無料でも、やたらとカードを持たない事です。
ポイントもらえるから、キャッシュバックがあるからと作って、その時は得したかもしれませんが、結局、上の様な失敗をしたら本末転倒。
そして作成の手間、管理の手間、解約の手間もかかります。
本当に必要でお得なカードのみを持ちましょう。
年会費が永年無料で、還元率が高く、旅行保険も充実しているカードも多くあります。
私が実際に持っているのは3枚のみ。充分ですし、ちゃんと貯金も出来ていますのでおすすめです。
参考記事主婦におすすめクレジットカード!ポイントが貯まり易い、審査に通りやすい、年会費無料
【まとめ】食費の節約よりもを固定費の見直しが先
食費を下げるよりも、まずすべきことは固定費の見直しです。
上の事を全部やったら、年間数万円は支出を減らせます。
ひとつ実行するだけでも数千円減らせます。
しかも何の我慢もいりません。
自動的に勝手に節約ができるのです。
すぐにやりましょう。