このブログの内容は、生米パン作りの素人の私が経験に基づき書いておりますので、この通りに作って必ず成功する保障はありません事をご承知おきください。
生米パンのベストな加水率は?
水分量は、生米パンの仕上がりを大きく左右する重要な要素です。 多くの動画や本のレシピを見ても、加える水分量は、浸水前の米の量に対して、〇g~〇g等と書いてあります。 しかし、浸水後の米の吸水量は毎回異なる為、適切な水分量に調整することが難しいです。 そこで、適切な水分量を計算してぴったりなグラム数で計って入れれば失敗を防げると思いました。 しかし、なかなか加水率や、その計算方法の情報が見つけられませんでしたがやっと見つけましたのでシェアします。ベストな加水率
生米パンの加水率は、浸水前の米の80%~90%が適しているという情報をみつけました。 こちらの動画では加水率80%、85%、90%で焼き比べをして検証をされています。 空洞が出来てはいますが、きちんと膨らんでいるので確かに80%~90%の加水率で良さそうです。 では、生米パン考案者の、リト詩織先生のレシピの分量で確認してみました。 結果、リト先生のレシピは加水率92%~95%ほどの少し多めの水分量でした。

【リト詩織先生のレシピ分量(1/3斤分)】 米115g(浸水後150 g) 油13g メープルシロップ8g 塩2g 酵母3g 約50〜60度の湯 70〜75g
では、生米パンの作り方を非常に分かりやすく説明してくださっている、YouTube動画【さきっちん】さんのレシピではどうか見てみます。
【さきっちんさんのレシピ分量】食パン型一斤分 米 390g 水 約220g~ きび砂糖 20g 塩 5g ドライイースト 7g こめ油 20g
また、YouTubeで人気の【さきっちん】さんのレシピでは、浸水前390gの米を使い、浸水後529gとなっています。 加える総水分量は351gで、レシピの水加え量212gと一致します。 計算してみると加水率は90%にぴったりです。 390g × 0.9 = 351g(総水分) 浸水後の米:529g → 吸水水分139g(529-390) 追加で入れる水:351-139=212g このことから、生米パンの加水率は80~95%の間で調整すればうまくいきます。 
マヨ
私は中間の90%で作っていますが、大きな失敗はありません。
生米パンの水分量の計算方法と手順
では、計算方法を説明します。全体として必要な水の量を求める 浸水前の米の重さ × 0.9(=90%加水)
浸水でお米が吸った水の量を求める 浸水後の米の重さ − 浸水前の米の重さ
実際にミキサーに入れる水の量を求める ①で求めた全体の水分量 − ②で求めた水分量
生米パン加水量(水分量)自動計算フォーマット
そこで!入力するだけで一発で加える水分量がわかる「生米パン加水量自動計算フォーマット」を作成しました! ▼こちらから無料でご利用いただけます 生米パン加水量自動計算フォーマット(Googleスプレッドシート)使い方
使い方はとても簡単。
浸水前のお米の重さを入力
浸水後のお米の重さを入力
すると、自動で「ミキサーに入れるべき水分量」が計算されます。
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こちらの「生米パン加水量自動計算フォーマット」は、そのまま直接入力すると他の方の内容が上書きされてしまいます。 ご自身専用で入力・保存したい場合は、以下の手順で「コピー」を作成してお使いください。
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これで、毎回加水量を悩む必要がなくなり、生米パン作りがもっと楽しく、失敗が減りますよ!

まとめ
生米パン作りでは「加水率」と「正確な水分量の計算」が重要
吸水量は毎回異なるため、毎回計算する必要がある
80~90%の加水率がベストと言われている
当ブログの自動計算フォーマットで簡単にピッタリの加水量がわかる