12月に入り、本格的に寒くなりましたね。脱衣所やお風呂上がりあの寒さ、なんとかしたいですよね。
壁掛け式の「コロナ ウォールヒート(CHK-C12B)」は、ヒートショック対策や脱衣場の寒さ対策に人気です。
でも、「設置したいけど、電気代がすごく高くなるんじゃない?」と購入を迷ってる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、我が家がコロナのウォールヒートを設置する前と後で、電気代がどう変わったのかを請求金額画像を公開しながらお伝えします。
さらに、実際1年使ってみて感じたデメリットの正直レビューや、買う前に知っておくべき注意事項も紹介します。
結論、我が家では電気代に驚くような大きな変化はありませんでした。
ただ安くはない買い物になりますので、この記事を参考によく検討してみて下さい。

我が家は寒さから解放されて電気代もそんなに上がらなかったので、購入してよかったです。今年も使い始めましたよ!
コロナウォールヒートの電気代は高い?実際の検針票で比較
「即暖」「壁掛け」が特徴の遠赤外線暖房機「ウォールヒート」
ここでは、まず公式サイトが公表している電気代の目安を確認します。
まずは公式データをチェック!コロナウォールヒートの電気代の目安
コロナウォールヒートの導入を考えるとき、最初に気になるのが公式発表の電気代ですよね。
公式サイトによると、消費電力は「強」で1215W、「弱」で615Wとなっています。
これを基に、1時間あたりの電気代を計算してみましょう。 電気料金の目安単価を31円/kWh(※)として計算した場合、以下のようになります。
- 強運転(1215W)の場合: 約37.7円/時
- 弱運転(615W)の場合: 約19.1円/時
毎日1時間「強」で使うと、1ヶ月(30日)で約1,131円かかる計算です。

これを見ると、そんなに高くないかも と感じる人も多いのではないでしょうか。
もちろん、これはあくまで目安の数字です。
契約している電力会社のプランや、地域、使う時間帯によって電気料金は変動するため、参考として考えてください。
※出典: 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」
コロナウォールヒート設置後の電気代は高くなった?どう変わったか比較
それでは、我が家の実際の電気代がどう変化したのかを見ていきましょう。
我が家は、2024年12月上旬にコロナウォールヒートを購入し、約3カ月の寒い期間、ほぼ毎日使用しました。
比較のために、ウォールヒートがなかった前年の冬(2024年12月〜3月請求分)と、設置後の冬(2025年1月〜3月請求分)の請求金額を比べてみました。
- 12月使用分
- 1月使用分
- 2月使用分
| 請求月 (使用期間) | 2024年 (設置前) | 2025年 (設置後) | 前年との変化 (使用量 / 料金) |
|---|---|---|---|
| 1月請求 (12月分) | 294 kWh / 8,161円 | 349 kWh / 10,966円 | +55 kWh / +2,805円 |
| 2月請求 (1月分) | 394 kWh / 10,993円 | 356 kWh / 10,300円 | -38 kWh / -693円 |
| 3月請求 (2月分) | 349 kWh / 9,914円 | 343 kWh / 10,002円 | -6 kWh / +88円 |
※筆者宅(中部電力ミライズ契約)の検針票を基に作成。再エネ賦課金等を除く。
表を見てわかる通り、使い始めた最初の月(2025年1月請求分)は電気代が上がりました。
おそらく、最初だから嬉しくて長い時間使ったり、いろいろ使い方を試したりしたことも影響していると思います。
しかし、翌月以降はむしろ前年より安くなったり、ほぼ変わらない月もあったりするという、意外な結果になりました。
さらに、我が家は人感センサーではなく、いつも強風運転で、手動ON/OFFで使っています。
このことから、ウォールヒートの導入が、必ずしも月々の電気代を大幅に押し上げるわけではない、ということがお分かりいただけるかと思います。
コロナウォールヒート導入後でも電気代が大きく上がらなかった理由と節約できる使い方
「ウォールヒートを使ったのに、なぜ電気代が上がらなかったの?」と不思議に思いますよね。
4人家族の我が家のウォールヒート使用状況
まず、我が家の使用状況は以下です。
- 契約電力会社: 中部電力ミライズ
- 使用期間: 12月上旬から3月中旬まで、ほぼ毎日
- 設置場所:2.5畳の脱衣場、風呂ドア上
- 運転モード: 人感センサーは使わず、手動で「強」運転のみ
- 使用シーンと時間:
- 夜の入浴時: 家族がお風呂から出て着替えたり、髪を乾かしたりする間の約10分〜20分間
- 朝の身支度時: 私が洗面所で化粧や着替えなどをする約10分
このように、1日の合計使用時間は家族全員合わせても30分以内です。
ちなみに太陽光発電を設置してはいるのですが、ヒーターは早朝や夜間など、太陽光発電で電気がまかなえない時間帯に使っているのでそれは電気代に影響していません。
このことからも、短時間の利用では電気代はそこまで上がらないことが分かります。
電気代節約の3つのコツ
この使い方から見えてきた、ウォールヒートの電気代を抑えるコツは、次の3つです。
「短時間・ピンポイント」で使う
「お風呂上がり」「朝の支度」など、寒さを特に感じる時だけ使うのが最も効果的です。
そうすれば、1日の合計使用時間は家族全員合わせても30分~1時間以内で済むでしょう。
つけっぱなしにしない
人感センサーは便利ですが、意図せず作動することもあります。
電気代を確実に抑えたいなら、必要なときだけ手動でオン・オフするのがおすすめです。
「強」運転で一気に暖める
「弱」だと正直あったかくありません。暖かさを感じるまでに時間がかかります。
「強」のパワフルな温風で短時間でサッと空間を暖める方が、体感的な満足度も高く、結果的に無駄な運転時間を減らせます。
このように、「使う目的」と「時間」を明確に決めてピンポイントで使うことが、電気代を抑える最大のコツです。
ダラダラとつけっぱなしにせず、脱衣場(洗面所)にいる間の寒い時間だけ使いましょう。
【メリット】コロナウォールヒートの正直レビュー
ここでは、私が2024年の冬から実際に使っていて「本当に買ってよかった!」と感じた、コロナウォールヒートのメリットをお伝えします。
- スイッチオンですぐに暖かい
- お風呂や朝の化粧・着替えが憂鬱でなくなった
- 壁掛けなので邪魔にならない
スイッチオンですぐに暖かい
驚いたのが、スイッチを入れてから暖かくなるまでのスピードです。
パワフルな温風がすぐに出てきます。
そしてその温かさも、ポカポカと日向ぼっこをしているように快適な気持ちの良い温かさなのです。
お風呂や朝の化粧・着替えが憂鬱でなくなった
そもそもこのヒーターを購入した理由は、毎年の冬のお風呂が辛すぎたからです。
寒がりの私は、毎日のお風呂や朝の着替えが本当に憂鬱だったのです。
でも今は、あの寒さから解放され、お風呂に入る前の憂鬱がなくなりました。
お風呂は毎日の事だから、これは本当に良かったです。
出典:楽天レビュー
壁掛けなので邪魔にならない
壁掛け式なので、狭い脱衣場の床に暖房器具を置く必要がありません。
コードが邪魔になったり、掃除の際に移動させるなどの悩みも皆無です。
【デメリット】コロナウォールヒートの正直レビュー
もちろん、メリットばかりではありません。実際に使ってみて「ここが残念だった」と感じた点もありました。購入前に知っておいてほしいデメリットも正直に共有します。
- 切るとすぐに寒くなる
- 弱の運転だと物足りない
- 人感センサーやECOモードの節電効果は微妙かも
- 夏の送風は正直不要かも
- 設置が面倒
切るとすぐに寒くなる
これ、本当です。狭い洗面所なのに切るとすぐに寒さを感じます。
なのでいる間はずっとつけておくことになります。
弱の運転だと物足りない
弱運転の方が電気代は安いですが、正直、「強」のあたたさを体感してしまうと、弱には戻れません(笑)
なので、弱で使用することは我が家ではありません。
人感センサーやECOモードは不要かも・・・・
節電の為に「人感センサー」や「ECOオート運転」がついています。

出典:コロナ公式サイト
使い始めた時、人感センサーを使っていましたが、もう使ってません。
その理由。
我が家は風呂のドア上に設置したので、確かに風呂から出た後に反応はします。
でも、反応後にスイッチオンまでに数秒かかります。
その時点ではもちろん脱衣場は激寒です。
いちばん辛いのは、風呂のドアを開けた瞬間のあの温度差なのです。
あと、洗面所に立った時などにセンサーの反応スペースに入らずつかないことがあったり・・・。
「人感センサー、ビミョー…」
そうなると同じくECOモードも要らない・・・。
また、これらで節電できる電気代は微々たるものだと感じたため、今では自分で操作しています。
ですが、人感センサーがいい!という口コミも多くありますので、これはあくまでも我が家の場合です。
夏の送風は正直不要かも
夏に涼しい風が出る「涼風」がついていますが、弱いです。
電気代も安くパワフルな扇風機の方が断然使えます。
おまけ程度と考えておく方がよいです。
出典:Amazonレビュー
設置が面倒
YouTubeや公式サイトなどに取り付け動画も多く上がっていますので、自分で取り付けることはできます。
がしかし、夫婦ともども、ド素人なのでやっぱり簡単では無かったです。位置を失敗してつけ直しました💦
なのに、今も少し歪んでるしコードの処理が雑(笑)

面倒な場合や、不安がある場合は有料で取り付けを業者に頼むこともできます。
「局所的に暖める」という製品の特性を理解して使っている方は、非常に満足度が高い傾向にあります。
一方で、音が少し大きいとか、設置の手間をデメリットとして挙げる声も少数見られました。
購入を検討する際は、これらのリアルな声を参考に、自身の使い方に合うか判断するのが良さそうですね。
購入前に確認!コロナウォールヒートの設置と注意点
「買ってから後悔した…」とならないために、購入前に必ず確認しておきたいポイントをまとめました。
取り付けは自分でできる?工事の必要性と費用について
コロナウォールヒートには、コンセントに差し込むだけで使える「コンセントモデル」と、電気工事が必要な「電源直結モデル」の2種類があります。
- コンセントモデル(DHK-C1216A)
- 電源直結モデル(CHK-C126A)
ほとんどのご家庭では、特別な電気工事が不要で、自分で取り付けができる「コンセントモデル」を選ぶことになるでしょう。
DIYが得意な方であれば、付属の型紙や説明書を見ながら30分~1時間ほどで設置が可能です。
ただし、壁にネジで固定するため、壁の材質によっては少し手間がかかる場合もあります。
もし「自分で取り付けるのは不安…」「壁の強度が心配…」という方は、無理せずプロに依頼するのがおすすめです。
安く上げたいなら断然「くらしのマーケット」がおすすめです。
地域の工務店や電気店よりも格安で出来ることがほとんどなので上手に利用しましょう。
設置前に確認すべき3つのチェックリスト
購入前に、ご自宅の設置場所がウォールヒートに適しているか、以下の3つのポイントを必ず確認してください。
- 壁の材質は石膏ボードか
- コンセントの位置は近くにあるか
- 周囲に十分なスペースがあるか
ウォールヒートは、多くの住宅で使われている「石膏ボード」の壁への設置を前提としています。コンクリートや土壁、極端に薄いベニヤ板の壁には取り付けができないため注意が必要です。
壁を軽く叩いてみて、「コンコン」と軽い音がすれば石膏ボードの可能性が高いです。
コンセントモデルの場合、本体から出ている電源コードの長さは約2.5mです。
設置したい場所の近くにコンセントがあるか、事前に確認しておきましょう。
延長コードの使用は推奨されていないため、コンセントの位置は非常に重要です。
安全に使うために、本体の上下左右に十分な空間を確保する必要があります。
取扱説明書に記載されている推奨離隔距離を必ず守りましょう。
コロナウォールヒートはこんな人におすすめです
これまでお伝えしてきた電気代、メリット・デメリットを踏まえると、コロナウォールヒートは次のような方に特におすすめできる製品です。
逆に、リビングなどの広い部屋全体を暖めたい方や、運転音に非常に敏感な方には、他の暖房器具の方が合っているかもしれません。
ご自身の目的と照らし合わせて、検討してみてくださいね。
まとめ:コロナウォールヒートの電気代はそこまで高くない!冬の寒さから解放されよう!
この記事では、コロナウォールヒートのリアルな電気代と、実際に使って感じたメリット・デメリットを解説しました。
- 電気代は、入浴前後などの短時間利用なら月々の負担は大きくない。
- スイッチオンですぐ暖かくなり、ヒートショック対策として非常に優秀。
- 壁掛け式で省スペースだが、部屋全体の暖房には不向き。
- 購入前には「壁の材質」と「コンセントの位置」の確認が必須。
「電気代が高いかも…」という不安で導入をためらっていた方も、使い方次第ではそこまで電気代に影響しないということが分かっていただけたと思います。
お風呂上がりにブルブル震える毎日から解放される快適さは、想像以上です。

多少電気代が上がったとしても、その価値は十分にある商品だと思います。
気になっている方は、ぜひこの機会に検討してみてください。













