関西圏で便利に使える交通系ICカードは「ICOCA」と「PiTaPa」があります。
どちらがおすすめかは、よく使う路線や、ショッピングをするお店、希望の支払い方法など、生活スタイルにより変わってきます。
このブログでは、どちらを選べばいいのか迷う時に参考になるように、2つのカードを比較、新登場したモバイルICOCA、WESTERポイントについても説明しています。
「ICOCA」と「PiTaPa」の自分に合うおすすめカードをすぐに知りたい人
→こちら
PiTaPaとICOCAの両方にある機能
PiTaPaとICOCAの両方共通の機能は下記のとおりです。
・乗り物に乗車の際、カードをタッチするだけで改札を通れる。
・どちらもクレジットカードを紐づけて、後払いが可能
・交通系ICカードの全国相互利用エリアでの利用が可能
では2つのカードの何が違うのか、どっちが自分にはおすすめなの?見ていきましょう。
PiTaPaのメリット
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Pitapaは、主に関西私鉄のエリアで利用できます。
PitaPaは他の多くの交通系ICカードと大きく違う点があるユニークなカードです。
・ポストペイ(後払い)で事前のチャージが不要
・鉄道運賃の利用額割引がありお得
・数十種類もの豊富な提携カードから自分に合うカードを選べる
・関西の私鉄をよく利用する方にはPiTaPaがおすすめ
ポストペイ(後払い)で事前のチャージが不要
これはPiTaPaの最大の特徴なのですが、他のほとんどのICカードは事前チャージ式になりますので、チャージの手間が発生します。
また、残高が不足していると改札でピコーンとなり恥ずかしい思いをすることもあります。
PiTaPaは使った分を後払いする方式なので、そういった手間や悩みが一切なくなります。
※PiTaPaポストエリア、JR西日本ポストペイエリアに限る
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事前にチャージする必要が無いのでとてもラクです!
鉄道・バスの利用額割引がありお得
これもICOCAには無い、大きなメリットです。
PiTaPaポストペイエリアとJR西日本ポストペイエリアでの、鉄道やバスの乗車で、PiTaPaカードを利用すると割引が受けれます。
PiTaPaポストペイエリア内での利用割引
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PiTaPaで、大阪地下鉄(メトロ)や大阪シティバスを利用すると、いつでも運賃が「自動的」に10%割引になります。
また、地下鉄(大阪メトロ)、大阪シティバスの乗継をした時も、自動で割引が適用されます。
①利用回数割引(事前登録不要)
※1ヵ月間(1日~末日)利用の同一運賃区間の利用回数に応じて割引額が変わります。
②利用額割引(事前登録不要)
※1ヵ月間(1日~末日)利用の合算額に応じて割引額が変わります。
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③登録型割引サービス(事前登録要)
各交通機関が指定する条件で割引が受けれます。
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割引に関しては少し複雑ですので、詳細はこちらをご覧ください。
各交通機関で受けれる割引についての詳細はこちら
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PiTaPaポストペイエリアは数県をまたぎ、かなり範囲が広く、様々な鉄道で割引が受けれますのでお得ですね。
JR西日本におけるPiTaPa割引サービス
PiTaPaカードでの1カ月間(1日~末日)のポストペイのご利用実績に応じて、2種類のPiTaPa割引サービスが適用されます。
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1.時間帯指定割引
1カ月間(1日~末日)の時間帯指定割引適用区間の区間(グループ)ごとの4回目以降のご利用1回ごとに、運賃の10%を割引します。
※時間帯指定割引の適用にあたりお客様による利用区間の登録は不要です。
※割引率は区間(グループ)によって異なります。
※キッズカード(小学生用)をご利用の場合は、時間帯指定割引の対象とはなりません。2.利用回数割引
1カ月間(1日~末日)の同一運賃区間の11回目以降のご利用1回ごとに、運賃の10%を割引します。
キッズカード(小学生用)をご利用の場合は、小児運賃の10%を割引します。2023年4月1日ご利用分より、割引率を変更しております。
引用元:PiTaPa
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後払いの請求の際に割り引かれた金額が請求されるので、ポイント等の加算よりもお得に感じませんか?
PiTaPaのデメリット
それでは、PiTaPaのデメリットです。
発行に時間がかかる
Pitapaはクレジットカードの様に後払い方式になりますので、審査があります。
その為、駅で買ってすぐに利用というわけにはいかず、オンラインなどで、申し込みをしてから手元にカードが届くまでに2週間~3週間ほどかかってしまいます。
すぐに利用したい人にとってはデメリットです。
相互利用エリアではチャージが必要
PiTaPaエリアでは後払い方式の為チャージが不要なのがメリットでしたが、エリア外(相互利用エリア)で利用する場合は、事前にチャージが必要になります。
事前チャージは、PiTaPaポストペイエリアの駅に設置の券売機等で現金で行います。
又は、オートチャージ(自動入金)も可能です。
PiTaPaをPiTaPa利用エリア内の改札機等にタッチした際、カード残額が1,000円以下であれば、自動的に2,000円(小児は500円以下の場合1,000円)をチャージする機能です。
チャージされた金額は、毎月のPiTaPaの利用額に加算されます。
オートチャージサービスの利用には、事前の登録が必要で利用登録はカードの入会時に申し込みが出来ます。
注意しておきたいのが、現金・オートチャージでチャージした残額は、相互利用エリアでは使えますが、PiTaPaエリアの運賃や買い物の支払いには使えません。
払い戻しにも525円の手数料がかかりますので、エリア外で利用する際の事前チャージの金額は、多すぎないように気を付けた方がいいですね。
エリア内からエリア外へのまたがっての利用は、すべてチャージ額からの引き落としになります。
PitaPaカードの選び方
PiTaPaカードには多くの種類がありますのでどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
・PiTaPaベーシックカード…PiTaPa機能のみのシンプルなカード
・クレジットカードとPiTaPa機能が1枚にまとまったカード
・クレジットカードとPiTaPaカードが別々になっているカード
クレジットカード機能付きのカードを選ぶと、そのクレジット会社のポイントが別に貯まる為お得です。
PiTaPaベーシックカードですと、請求は登録して銀行口座からの引き落としになりますのでクレジットカードの様なポイントはたまりません。
この点を踏まえて、まずクレジットカード機能付にするかを決め、クレジットカードにする付きにする場合は自分がよく使う、お店やサービスにあったものを選びましょう。
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ICOCAのメリット
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ICOCAは、主にJR西日本の近畿圏エリア、岡山・広島エリアで利用できます。
では次にICOCAのおすすめポイントです。
・みどりの窓口などですぐに発行でき、すぐに使える
・クレジットカードと連携したSMART ICOCA(スマートイコカ)では、駅構内にあるチャージ機で、現金なしでチャージできる。
・利用金額に応じてWESTERポイントが貯まる
・2023年に誕生したモバイルICOCA、Apple PayICOCAが便利
・関西地方でJRを頻繁に利用する方にはICOCAがおすすめ
ICOCAの種類
ICOCAは1枚2,000円(デポジット500円含む)で発売されています。
チャージ方法 | 申し込み方法 | |
ICCOCA | 駅の券売機等で現金のみ | 駅ですぐに発行可能 |
SMART ICCOCA | 決済用クレジットカードから引き落とし | オンラインか、郵送で申し込み(最短1週間で発行) |
モバイルICOCA | 決済用クレジットカードから引き落とし | アプリをダウンロードして申し込み |
ICCOCAには、PiTaPaの様に、乗車運賃の割引制度はありません。
その代わりに利用金額に応じてWESTERポイントが貯まります。
ICOCAは全国100万店舗以上のお店で支払いが可能で、ポイントを貯めることができます。
PiTaPaの加盟店は全国約31,000店舗なので、ICOCAの方が利用できるお店が断トツ多いです。
ショッピングでの支払いにもどんどん使いたい人にはICOCAはおすすめですね。
R西日本グループ共通ポイントサービスで、鉄道、ショッピング、日常のサービスでためれる、使えるポイント。
よりポイントを貯めたい場合は、JR西日本が発行する、J-WEST カードを発行し利用すれば、高いポイント還元が可能。
WESTERポイントについて詳しくはこちら👇
WESTERポイント
スタンダードなICCOCAは現金のみでのチャージの為、クレジットカードのポイントはたまりません。
しかし、SMART ICCOCA、モバイルICOCAは登録したクレジットカードからのチャージの為、クレジットカードのポイントも貯めることが出来ます。
この3つのICOCAの中で、最もおすすめなのは、2023年2月にに登場したばかりの【モバイルICOCA】です。
モバイルICOCA
画像:JRおでかけネット
・駅でなくても、どこでもアプリからすぐにチャージできる
・スマートフォンをタッチするだけで乗り物に乗車できる
・ショッピングでもスマートフォンをタッチするだけで買い物できる
・定期券もスマホから購入できる
・WESTERポイントをアプリで簡単にチャージできる。
アプリをダウンロードし、利用登録をするだけで、こんなに便利に使えます。
駅でわざわざ並んでチャージしたり、定期を購入する必要がありません。
電車に乗る時は、アプリを起動する必要なく、そのままスマホを改札機のICカード読み取り部にタッチして改札を通過できます。
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これはPitapaには無い、利便性ですね!
既にICCOKAを持っている人も新規でICCOCAを発行する人も、アプリから登録、発行が出来ます。
WESTERポイントは、ICOCAアプリで簡単にチャージすることが出来ます。
モバイルICOCAについての詳細はこちら
モバイルICOCA
Apple PayのICOCA
画像:JRおでかけネット
モバイルICOCAはandroidのアプリしかなく、iOSには非対応の為、iphoneでは使えませんでした。
しかし2023年6月27日から、iPhoneでも使えるようになりました!
やっぱりiphone利用者が多いので、好評ですね。
詳しい導入方法はこちらにあります→西日本旅客鉄道株式会社
SMART ICOCA
2番目におすすめなのはスマートICOCAです。
・現金なしでチャージOK!
・WESTERポイントの他に、登録したクレジットカードのポイントも貯まる→ポイント2重取りが可能
・WEBで利用履歴・ポイント履歴が確認できる
SMART ICOCAは登録したクレジットカードからの決済になる為、現金不要でチャージができます。
①クイックチャージ機右上のカードホルダーにSMART ICOCAを挿入する。
②クイックチャージの金額は、3,000円、5,000円、10,000円の中から希望金額ボタンを押す。
③カードを抜き取る
とても簡単ですよね!
支払いは、登録したクレジットカード会社からの請求での後払いになります。
SMART ICOCAのチャージでポイントがたまるおすすめのクレジットカード
SMART ICOCAは利用金額がクレジットカード決済です。
上で説明した様に、チャージの金額に対し、WASTERポイントと、クレジットカードのポイントの2重取りが出来ます。
ここで注意したいのが、SMART ICOCAへのチャージで、どのクレジットカードでもポイントが貯まる訳ではない事です。
なので、ポイントが貯まるカードを登録する事が必須です。
下記は、年会費無料で還元率が高めのおすすめカードです。
還元率 | おすすめポイント | |
---|---|---|
リクルートカード (Visa、Mastercard®のみ) | 1.20% | 常時高還元率 |
Orico Card the Point | 1.00% | Amazon・楽天市場・Yahoo!で還元率1.5%以上(条件あり)」 入会後半年は2.0% |
ライフカード | 0.5%-1.5% | 誕生月はポイント3倍で還元率1.5% ポイント有効期限が5年 |
J-west カード | 0.5% | 新幹線でエクスプレス予約ができる |
他にも、チャージでポイントが付くカードは多くあります。
既に自分が持っているカードが対象であれば、そちらを登録すれば、新規に作る手間が省けますね。
個人的には、万能なリクルートカードがおすすめですがご自分の生活スタイルに合うカードを選ぶのがポイントです。
WESTER会員に登録することで、パソコンやスマホから、利用履歴やポイント利益を確認することが出来ます。
ICOCAのデメリット
![](https://i0.wp.com/tameroutine.net/wp-content/uploads/2023/04/25572125_s.jpg?resize=640%2C213&ssl=1)
ではICOCAのデメリットです。
運賃の割引はない
PiTaPaの様に運賃自体の割引はありませんので、比較してしまうと、やはりPiTaPaの方がお得感はあります。
また、モバイルICOCAはスマホを忘れたり、バッテリー切れの時は使えず困ります。
【結論】ICOCAとPiTaPaどっちがおすすめ?
で、結局どちらがおすすめなのか。
私的には、やはり運賃自体が割引になるPiTaPaがおすすめですが、発行の手間が無いこともあり、ICOCAの方が発行部数は多いです。
また、ICOCAは2023年春にWESTERポイントに統一したり、モバイルICOCAのスタートにより、これまでよりもっと使い易くなりますね。
ただ、やはり重要なのは、自分のライフスタイルに合うカードを選ぶことです。
・駅の窓口で手軽に買ってすぐに使いたい人
・関西地方でJRを頻繁に利用する人
・クレジットカードを持ちたくない、作りたくない人
・ショッピングでも多用してポイントを貯めたい人
・スマホやアップルウォッチで改札を通ったりチャージを済ませたい人
・PiTaPaエリア(主に関西私鉄のエリア)で鉄道、バスをよく使う人
・ポイントより、運賃の割引の方がいい人
・事前チャージが面倒なので後払いがいい人
・クレジットカードのポイントも貯めたい人
2つのカードとも発行は無料ですのでどちらも試してみるとか、2枚を使い分けるという方法もあります。
あなたにぴったりなのはどっちでしょうか。
こちらの記事では、名古屋と大阪間の移動方法の比較とおすすめを書いています。