メルカリでまとめ買いをして値引きを希望する場合、これまでは出品者とコメントでやり取りを行い、合意の上で出品者が専用ページを作成する方法が一般的でした。
2023年からは「まとめ買い機能」が導入され、複数商品の購入がより簡単になりました。
しかし、使い方やルールが分かりにくく、十分に活用できていない人も多いのが現状です。
この記事では、メルカリのまとめ買い機能の使い方から、知っておくべき注意事項まで詳しく解説します。
また、メルカリ歴10年以上、取引件数700件超え、値引き交渉成功率90%の筆者が、まとめ買い機能を活用して最大限安くするための値引き交渉のコツをお伝えします。
具体的なコメント例も紹介していますので、メルカリでよりお得にお買い物を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
メルカリのまとめ買い機能とは何?
メルカリの「まとめ買い」機能は、以前は存在せず、2023年8月に追加されました。
以前と比べてどのように便利になったか
以前はまとめ買いで値引きを依頼したい場合、コメントで商品名を伝えて値引きの依頼をしなければなりませんでした。
例えばこんな感じです👇
というやりとりですね。
この場合、上手に依頼しないと希望の値引き額にならないことがあったり、やり取りが何度も発生し面倒だったりしました。

でも、まとめ買い機能ができたことで、値引き交渉がシステム的に進められるため、効率的になったのです。
【メルカリのまとめ買い機能】値引き交渉のやり方・手順
まとめ買い機能を使って、出品者にまとめ買いをお願いする時の流れは以下です。
- まとめ買いを依頼するタブをタップ
- 希望の商品を選択
- 依頼内容を確認
- まとめ買い依頼を完了
- 通知を確認し購入
- ログインしていないから
- メルカリショップの出品商品だから
ログインしていない状態だと、まとめ割引の表示が出ませんでした。
ログインすると出ると思います。
また、メルカリショップでは現在、まとめ買い機能での依頼は利用できないようです。
そのため表示されません。
希望の商品を選択
すると、下の画像のように、その出品者が出品している商品一覧が表示されます。
購入希望の商品を選びます(最大10点まで選択可能)。
その合計金額が出ます。(まだ値引きなどはされていない金額です。)
確認画面へをタップします。
希望金額を選択
選択した商品を確認し、購入希望を選択、または金額を入力します。
しかし、一番下の希望金額を入力する。で希望の金額を細かく入力もできます。
値下げを依頼できる金額は20%割引までです。
出品者からの通知を待つ
依頼を送信し、出品者の通知が来るのを待ちます。
まとめ買い依頼の内容を出品者が確認すると、お知らせに通知が届きます。
※まとめ買い依頼が成立しなかった場合も通知はきます。
もし、出品者がその金額での依頼を承諾しなかった場合、そこで終わりになります。
ただし、再度同じ商品で依頼を送ることも可能です。
商品を購入する
依頼が承諾された場合は、お知らせをタップすると商品詳細画面に移動し購入手続きが可能です。
その際は、依頼した商品が1つのページにまとめられて新規出品されています。
○○様と専用出品のようになっています。
購入期限がありますので注意しましょう。
期限を過ぎると、出品者側の方で削除されてしまう可能性があります。
また、依頼したのであればマナーとして早めに購入しましょう。
【メルカリのまとめ買い機能】値引き交渉を成功させるコツ
まとめ買い機能を使っても、出品者が金額に納得しなければ、希望の金額で購入できません。
そのため、まとめ買い機能でも上手な交渉の仕方を知っておけば、最大限に安く買うことができます。
以下ではその具体的なコツをご紹介します。
- 希望金額は選択せず、希望価格を自分で入力する
- 提示する金額は10%~最大で15%までにする
- コメントも入力する
希望金額は選択せず、希望価格を自分で入力する
まとめ買い機能で依頼する際、選択から選ぶか、自分で希望価格を入力する形です。

ここでは、自分で希望価格を入力した方が安い価格で買える可能性が高いです。
その理由を説明します。
例えば、下記は一例です。
金額が〇%での割引表示ではなく、○円割引という表記になっているのがワナです。
ぱっと見、4850円で150円offってあんまり安くなってないんじゃない?と思いますが、
ここで何パーセント割引になっているか計算する人は少ないでしょう。
しかし、計算してみると、なんと、どれも10%以下しか割引されていません。
- ¥4,850 は 3%割引
- ¥4,700 は 6%割引
- ¥4,550 は 9%割引
メルカリでの値引きは少なくとも10%以上を狙いたいところです。

私は過去。単品の値引き交渉でも10%だと成功率約90%です。
そのため、ここでは選択せずに、希望価格を入力しましょう。
提示する金額は10%~最大で15%までにする
希望価格は20%割引までは入力できますが、(入力可能金額が書いてあります)あまり高い値引きを求めても断られる可能性があります。
なので、15%までが無難です。
それでも例えば、2つまとめて合計5,000円だとしても、10%割引きなら4,500円に、15%引きなら4,250円になります。

私が出品者で、まとめ割引で送料が減らせて、一度に手持ちの商品がさばけるのであれば、15%~20%引きの依頼でも受けます。
コメントも入力する(例文あり)
さらにこれで終わりではありません。
下のコメント欄には必ずコメントを入れましょう。
人間、感情の生き物なので、ここで丁寧親切なコメントを入れることで、情が動いて交渉の成功率が高まります。
【メルカリのまとめ買い機能】値下げ交渉が成功するコメント例文
では、メルカリ取引歴700件以上の私が、今まで成功してきた、上手な値下げ交渉コメントの例文です。
これは、まとめ機能を使わずに、単品でも成功するコツなので覚えておいて損はありません。
どの場合でも値下げ交渉のコメントのポイントは以下です。
- 相手に配慮した丁寧な文章で
- 可能であればという控えめな態度で
- 本日中に購入することを加える
コピペOK(適宜アレンジしてください)

最大のコツは、相手に配慮した、丁寧、控えめな書き方をすることです。
さらに、「本日中に購入する」という意思を示すことで成功率を高めます。
ぜひ丁寧なコメントを添えて値引きを成功させましょう。
【メルカリのまとめ買い機能】 値引き依頼時の注意点
メルカリのまとめ買い機能を利用する際は、注意すべき点も多くあります。
以下を知っておくことでトラブルを避けることができます。
- まとめ買い対象外の商品がある
- 依頼後の変更はできない
- 依頼は拒否される場合もある
- 依頼中に商品が売り切れる可能性がある
- 出品者が24時間以内に対応しない場合キャンセルになる
まとめ買い対象外の商品がある
ほとんどの商品でまとめ買い依頼が可能ですが、一部対象外となるカテゴリーがあります。
- 食品類
- スマートフォン本体
- 梱包・発送たのメル便指定商品 (家具や大型家電など)
これらの商品は、法規制や安全性の観点からまとめ買いができません。
依頼後の内容変更はできない
まとめ買い依頼を送った後は、商品内容や希望価格の変更はできません。
どうしても変更したい点がある場合は、出品者に丁寧にメッセージで相談するか、一度依頼をキャンセルして再度依頼する必要があります。
依頼は拒否される場合もある
出品者は、まとめ買い依頼を自由に拒否できます。
価格に納得できない、梱包が難しいなどの理由で断られる場合もあります。
拒否された場合は、個別に商品を購入するか、希望金額をを変えて再度依頼することもできます。
依頼中に商品が売り切れる可能性がある
まとめ買い依頼中でも、他のユーザーが商品を購入する可能性があります。
まとめ買い依頼で依頼中の対象商品は、まとめ買い依頼を出品者が承諾するまで、すべてのお客さまに公開されています。依頼を承諾する前に選択された商品が1商品でも売り切れた場合や、商品が削除・公開停止中となった場合、まとめ買い依頼は成立しません。
上記の場合は、まとめ買い依頼は自動的にキャンセルされます。
人気商品や希少品は、早めに手続きを進めましょう。
出品者が24時間以内に対応しない場合キャンセルになる
まとめ買い依頼は無期限ではなく、24時間以内に出品者が対応しない場合、自動的にキャンセルされます。
まとめ買い依頼は24時間以内に出品者が確認しなかった場合は自動的に非成立となり依頼は削除されます。
期限切れとなった場合は、再度依頼するか、他の出品者からの購入を検討しましょう。

24時間以内に対応が無い出品者からは、購入しない方が良いかもしれませんね。
【メルカリのまとめ買い機能】キャンセルの方法は
まとめ買い機能を使い依頼をしただけの状態と、値引き交渉が成立して購入をしてしまった後ではキャンセル方法が異なります。
まとめ買い依頼をした場合(成立前)のキャンセル方法
まとめ買いの依頼をして出品者の承諾待ちの段階では、簡単にキャンセルできます。
- まとめ買い依頼をした商品のコメント欄でキャンセルをしたい旨を知らせる
- 出品者がまとめ買いページをまだ作成していない場合は、これだけで完了
- 既にまとめ買いページが作成されている場合は、出品者側が削除する。
いずれにしろ、まず、キャンセルしたい旨をコメントで知らせましょう。
まとめ買い商品を購入した後のキャンセル方法
購入確定後のキャンセルは、通常の取引キャンセルと同じ手順となります。
- 取引画面のメッセージで出品者にキャンセルの理由と共に申し出る
- 出品者が同意した場合、双方でキャンセル申請を行う
- メルカリ事務局の承認後、取引がキャンセルとなる
いきなりキャンセル申請ボタンから取引をキャンセルせず、まずは出品者にコメントで知らせ、合意を得たうえでキャンセル申請をしましょう。
購入した後のキャンセルは、出品者に迷惑がかかるためなるべくしない方が良いです。
キャンセルの詳しい方法はガイドに掲載されています。
【まとめ】メルカリのまとめ買いのやり方と交渉のコツ
メルカリの「まとめ買い」機能は、複数の商品を簡単に購入できる便利なツールなのでぜひ使って、お得に買い物をしましょう。
- まとめ買い機能を使えば簡単に値引き交渉ができる
- まとめ買い依頼は必ず成立するわけではない
- 値引依頼額は、選択欄からでなく自分で希望価格を入力の方が安く買える可能性が高い
- コメントも添えることで値引きの成功率が高まる