このブログでは、航空券を公式サイトから直接買う場合、格安航空券予約サイト(代理店)を経由して買う場合のそれぞれのメリット、デメリットを実際の料金を比較しながら説明しています。
結論、公式サイトからの直接購入がおすすめです。
その理由の説明とともに、どのような手順で航空券を購入するのがお得なのかも書いています。
公式サイトと格安航空券比較サイトからの予約:どっちが安い?
航空券を購入する時は2つ方法があります。
航空会社の公式サイトから直接予約
例:ANA、JAL、ベトナム航空など格安航空券比較サイト経由での購入
例:エアトリ、スカイスキャナー、トラベルコ、Gotogate、Mytripなど
海外の航空券を購入する時、公式サイトは高い、損というイメージがありませんか?
私もそう思っていました。
比較サイトで比較して、一番安いところで買いたい!と思いますよね。
節約家の私もそう思い、調べまくりました。
さてこの2つの方法どちらで買う方がお得なのか。
実際に検索をして価格を調べてみました。
海外航空券の価格調査【名古屋-ハノイ間の7月の大人1名 往復料金】
では、まず海外の航空券で調べてみます。
公式サイトの場合(ベトナム航空)
価格は69,170円です。
比較サイトで検索した場合
次に全く同条件で、スカイスキャナーで比較してみました。
こんなに沢山のエージェントが一括で表示されます。
スカイスキャナー、本当に便利です。
最安値はGotogateと、Mytripという会社で、公式より2,814円安いです。
そこでGotogateのサイトをチェック。
詳細を見てみると、VISAで支払いをした場合割引になり、この66,356円という最安値になります。
それ以外の支払いだと、公式より1,494円だけ安いという結果でした。
ちょっと安いからGotogateでもいいなと思いますが、まだ注意してください。
Gotogateですが、上述したように、キャンセルや変更時には、航空会社が定める規定の手数料の他に、更にプラスして、代行手数料がかかります。↓
サービス手数料は、航空会社とのあらゆる連絡を代行するために、お一人あたりお支払いいただく手数料です。この手数料は、お客様のご予約に対して最適なサービスを提供することを目的としています。これは、すべての航空券の変更とキャンセルの際に適用されます。
引用:Gotogate
ちなみに、ベトナム航空のエコノミーチケットのキャンセル手数料は一人当たり片道で3万円です。
どこのエージェントで購入しても、その航空会社の運賃規定が採用されるので、この金額は同じです。
そこに各エージェントの手続き代行手数料が加算されます。
下は、Gotogateのキャンセルや変更の規定です。
もしキャンセルや変更した場合、1人当たり5,334円も余分に払わなければいけません。
参照:Gotogate利用規約
格安航空会社の航空券を購入した場合、便の変更や名前・人数の変更はできますか?
恐れ入りますが、ご利用の航空会社に直接お問い合わせいただく必要がございます。
予約確認メールには、お客様の予約番号と航空会社の連絡先が記載されています。
詳細については、航空会社のウェブサイトをご覧ください。引用:Gotogate
そして上にある通り、格安航空会社の変更の場合は、直接問い合わせて欲しいとの記載。
面倒ですね💦
他のエージェントもほぼ同じように手配代行手数料がかかります。
予約サイト(代理店)は予約時に座席指定が出来ない場合がある
Gotogateは、予約時に座席指定が出来るようになっていましたが、エクスペディアの場合は下記の様に、座席指定は、公式サイトで自分で行うか、チェックイン時に行うという形式でした。
これは、航空会社や便によって異なる可能性がありますが、公式サイトからであれば、ほとんどの場合その場で同時に座席指定が出来る事が多いです。
エラーが出た場合の対処法などはこの記事で書いています。ベトナム航空のキャンセル料、変更手数料はいくら?払い戻しの方法は?
国内航空券を価格調査【名古屋-新千歳の7月の大人1名 往復料金】
では国内の航空券のはどうでしょうか。
公式サイトの場合(スカイマークエアライン)
格安航空会社スカイマークエアラインの場合。
一番安い航空券(いま得)で比較します。
いま得は、変更は不可、キャンセルは手数料がかかる分お得です。
往路11,810円と復路7,310円 合計19,120円でした。
出典:スカイマークエアライン
ちなみにこのチケットのキャンセル料の規定は以下です。
出典:スカイマークエアライン
比較サイトで検索した場合
では同じくまたスカイスキャナーで比較
eDreamという会社が、スカイマークよりも安いです!
eDeamsのサイトへ移動してみると、その一番安いチケットは、予約変更手数料が7,000円かかるとなっています。
料金詳細を見ると、スカイマークと同じ19,120円からサービス料755円が値引きされています。
これがこの格安サイトでの割引ですね。
確かに755円、スカイマーク公式サイトよりも得です。
しかし、その分、eDreamでも、キャンセルする場合は、航空会社が定めるキャンセル料にプラスして、サービス料金がかかります。(今回の航空券の場合は最大の7,000円)
出典:eDreams
この様に、代理店を通すことにより、変更やキャンセルが生じた場合、どうしても代行手数料がかかってしまいます。
【結論】航空券の購入は公式サイトの方が安い場合が多い
上記の検証の結果、公式サイトから直接購入の方が安い場合が多いと言えるでしょう。
【海外航空券】名古屋-ハノイ間(7月・大人1名・往復)の場合
公式サイト(ベトナム航空)
価格:69,170円比較サイト(スカイスキャナー経由・Gotogate)
最安値:66,356円(VISA決済時)
※他の支払い方法だと公式より約1,500円安い程度
【国内航空券】名古屋-新千歳間(7月・大人1名・往復)の場合
公式サイト(スカイマーク)
価格:19,120円(いま得運賃)比較サイト(スカイスキャナー経由・eDreams)
価格:18,365円(サービス料割引適用時)
比較サイトの落とし穴
比較サイトからの方が一見安い様に見えてもこんな落とし穴があるので注意しましょう。
比較サイト経由は一見安いが、キャンセル・変更時に追加手数料が発生
例:Gotogateはキャンセル・変更ごとに5,334円の代行手数料が必要航空会社の規定手数料(例:ベトナム航空は片道3万円)+代理店の手数料が加算される
航空券を公式サイトから予約するメリット
上記を踏まえて、チケットを公式サイトから予約するメリットは以下です。
- 手数料がかからない(代理店経由の追加料金なし)
- 座席指定が予約時に可能
- 変更・キャンセル時の手続きが簡単&スムーズ
- 航空会社独自のセールやキャンペーンが利用できる
- トラブル時も直接サポートを受けられる
- マイルや会員特典が貯まる
先ほどの検証から分かるように、代理店を通す手数料が不要な分、価格が安いことが多いです。
座席指定、変更、キャンセルも直接できるため簡単です。
また、航空会社独自のセールや、独自のマイルも貯めやすいですね。
航空券を公式サイトで購入するデメリット
しかしこんなデメリットもあります。
- 他社との価格比較が手間
- 複数の航空会社を組み合わせたルート検索ができない
- 一部海外航空会社は日本語サポートが弱い
やはり、安い方法でとなると、他社の航空会社も併用する方が安く行ける場合が多いです。

公式サイトでは、もちろんその会社の路線、便しか表示されない為、本当は複数の航空会社を使って乗り継いだりして安く行ける方法があっても、見つけることが出来ません。
また、私もよく感じますが、外資系の航空会社は英語でのやり取りが必要なケースが多いです。
格安航空券予約サイトで航空券を買うメリット
でも、実際は予約サイトで購入している人が多数です。
上の情報を知らない又は、やはりメリットもあるからですね。
- 複数航空会社・代理店の価格を一括比較できる
- 独自のクーポンやセール、ポイント制度がある
- 航空券+ホテルなどセット予約でさらにお得
- 初心者でも簡単に最安値を探せる
やはり、複数の会社を一発で比較できることは一番大きいですね。
また、ホテルもセットなら、比較サイトから見つけたエージェントから購入する方がお得になることが多いです。
あまり慣れていない初心者は比較サイトの利用がおすすめです。
格安航空券比較サイトで航空券を買うデメリット
デメリットをまとめると以下です。
- 手数料やキャンセル時の追加費用が発生しやすい
- 座席指定や変更手続きが面倒な場合がある
- トラブル時のサポートが代理店経由となり、対応が遅いことも
代理店を通すことで、価格が高めになることと、キャンセルや変更などの場合の手続きが面倒になりがちです。
一番お得な航空券の買い方

で、結局どっちで買うのが得なの?

結論、比較サイトで検索し、公式サイトで買うという方法が一番おすすめです。
- 比較サイトで一括検索し、最安値やルートをチェック
- 気になる便の航空会社公式サイトで同条件の価格・キャンペーンを確認
- 比較サイトと公式サイトの総額・条件を比較し、トータルでお得な方を選ぶ
比較サイトで一括検索し、最安値やルートをチェック
→スカイスキャナーなどで出発地・目的地・日程を入力し、複数サイトの価格を横断比較。
最安値だけでなく、乗り継ぎ回数・所要時間・搭乗クラスも確認。
特に「フレキシブル検索」機能を使うと、日程調整でさらに安くなる可能性があります。
気になる便の航空会社公式サイトで同条件の価格・キャンペーンを確認
→
比較サイトと公式サイトの総額・条件を比較し、トータルでお得な方を選ぶ
→ 価格差が2,000円以内なら公式サイトが優先。代理店経由の場合、キャンセル時の手数料(例:5,000~10,000円)を考慮すると、公式サイトの方が最終的に安くなるケースが多くなります。ただし、比較サイト限定の「航空券+ホテルセット割引」がある場合は要検討。
航空会社公式サイトで同条件の価格・キャンペーンを確認
比較サイトで見つけた便の航空会社公式サイトで直接検索。
期間限定セールや会員限定割引がないか要チェック。
例えばJALの「おひとりさま割引」やANAの「早割21」など、公式限定キャンペーンが隠れている場合があります。
比較サイトと公式サイトの総額・条件を比較しお得な方を選ぶ
最も安い価格の予約サイトと公式サイトを見比べ、どちらが総合的に得か判断する。
価格差が2,000円以内なら公式サイトが優先。
代理店経由の場合、キャンセル時の手数料(例:5,000~10,000円)を考慮すると、公式サイトの方が最終的に安くなるケースが多くなります。
【まとめ】航空券は公式サイト、航空券比較予約サイトどっちが得?
やはり総合的に見て、公式の方が得が多い という結論に至りました。
冷静に考えてみても、航空運賃は、公式サイトが一番安いのは当然と言えます。
代理店に掲載すれば、代理店に払う手数料(掲載料、人件費等)が発生する為、それを運賃に上乗せしますよね。
ただ、各エージェントでの強み、例えば、独自のポイントが貯まる、クーポンがある、ホテルとの同時予約で割引がある等のメリットを活かせば、公式よりも特になるケースもあります。
私のおすすめは公式サイトですけど、人により優先順位が違いますのでおすすめな人別にまとめるとこうなります。
【航空券購入まとめ】公式サイトと比較サイト:おすすめな人別
航空券選びは「価格」だけでなく、「サポート」「手数料」「利便性」も大切です。
まずは比較サイトで全体の相場を把握し、公式サイトで最終確認するのがおすすめです。
自分の優先順位に合わせて、最適な方法でお得に航空券を買いましょう。
【公式サイトがおすすめな人】
- 変更やキャンセルの可能性がある
- サポートや座席指定を重視したい
- マイルや会員特典を活用したい
- 価格比較が面倒な人
【予約サイトがおすすめな人】
- 複数の航空会社を組み合わせて安く行きたい
- 航空券とホテルをまとめて予約したい
- ポイントやクーポンを活用したい
- 航空券の予約に慣れていない
宿泊は公式サイトより比較サイトがおすすめ
ホテルの予約の場合は、予約比較サイト経由がおすすめです。
特にアゴダは独自の「大量仕入れ割引」「フラッシュセール」「ポイント還元」「キャッシュバッグ」があるためかなり安いです。
アゴダといえば海外と思う方も多いですが、実は国内の宿泊先もかなり豊富で安いです。

私も宿泊はほぼアゴダで予約しています。おすすめです。